昨日から大学3年生の就職活動が解禁ということで、合同説明会というものに行ってきた。
と言っても自分は大学院進学するので、就職活動しに行ったと言うよりは行けばもらえる図書カードを貰いに行っただけなのだが。
図書カードをもらうためには何社かまわってスタンプを集めなくてはいけないのだが、タイムテーブルを調べて話が終わりそうなブースのうしろにくっついてスタンプだけもらうというハイエナ行為をしてきたのでそれほど滞在時間は長くなかったのだが、非常に疲れた。
自分はああいう熱気が苦手なのである。
合同説明会自体話される内容はググればすぐ出てくる程度の話しかしないのに熱心にメモを取っているひとがいるのに驚き(ちょっと頭悪そうに見える笑)服装自由となっているのに自分たち以外みんなスーツを着てきているのにまた驚き、という感じであった。
今はこのように斜に構えていられるのだが、2年後は自分もああいうことをしているかもしれない。できれば研究室推薦とかでサクッといければいいのだが、将来はどうなるかわからない。
自分が就職活動するとしたら、最も困るのが面接である。
第一に自分は話すのがあまり得意ではない。精神的にではなく肉体的に、である。引っ込み思案であるわけでは無いと思うのだが、喉が人より弱いのかあまり大きい声も出せず、人並みに話し続けることができない。だからはたからみればそうみえてしまうだろう。
子供の頃に風邪をこじらせて扁桃腺に炎症を起こしてしまったことがあるのだが、それが原因の一つなのではないかと考えている。
次に、適当な話題を持ち合わせていない。自分の最大の趣味は成人向漫画・同人誌の鑑賞と研究である。気心の知れた友人との会話ならともかく面接でそんなことをいえるはずがない。特に最近はますます先鋭化したものにも手を出しているので、状況は悪化している。
コスプレも残念ながら世間的には成人向漫画鑑賞と同じ系列に位置づけられてしまっているためあまり公にできるものではないだろう。全年齢的な趣味としては自転車(ロード)や工作などもあるが、これらもやたら細かい話はできるが、同じ趣味を持っていない限り全く興味を持てないであろう話しかできない。
さらに感情が態度に出やすいというのも問題である。直そうとはしているのだがすぐに感情が声のトーンや目つきにあらわれてしまうらしい。自分はそもそもあまり働きたくないし、仕事に求めるのは達成感だとか成長だとかやりがいではなく、収入である。働かなくてもなんとかなるような家庭に生まれることはできなかったので将来は働かざるを得なくなるだろうが、それは仕方なくなので週40時間しか働きたくない。内容もスキルアップできるようなものではなく、なるべく楽な方がいい。このような消極的な姿勢がおそらくはっきり目に見えるかたちであらわれてしまうと思う。
今まで大きな面接といえば、高校入試の時に慶應志木高校の二次試験を受けたくらいである。一次の筆記試験で基本的に合否は決まっており面接はほぼ合否には関係しないらしいのであまり意味のない面接らしいのだが、自分が外で待っているときには中から平和的な笑い声が聞こえてきて結構なごやかな感じなんだな、と思っていたら自分の時には面接官全員に仏頂面を貫き通されるという経験をしたというのも、面接苦手を裏付ける証拠になるだろう。(でも合格はしてた)
とにもかくにも、「就活」はしなくてすむようにしたいものである。