「システムインテグレータのオービックです」って子供の頃意味がわからなかったよね

インターンシップの最終日、成果発表会の後に発表会に参加してくれた審査員の社員さん達との懇親会があった。結構SIerだったけどド○ンゴに転職してきた、という人が多く、おおまかにSIerとWEB系の違いというものを教えてもらった。
(WEB系とはどこからどこまで?というのは難しい。Googleなんかは最近はもういろいろな方面に手を出しているけれども、やっぱりWEB系に含まれると思う。)

他の国はしらないけれども、日本では無駄な「日本的真面目さ」が求められる、ことが多い。まだ社会人ではないので学校での例をあげると、公立中学なんかで成績評価の際に用いられる「関心・意欲・態度」とかその最たる例である。テストで毎回100点を撮っていたとしても、授業中寝ていたり遊んでいたら5はもらえないという。(注1)あと、受験生の努力量を勉強時間ではかるとか。だったら入学試験もテストじゃなくて勉強時間で得点決めればいいのに。

  

SIerはいわゆる日本企業らしく、そういう日本的真面目さを重視する。スーツを着て働くのは当然、朝は定時、むしろもっと早く出社する…。一方で、エンジニアとしての技量というか、そういったものはあんまり生きてこないらしい。
まぁ、就職状況を見ていたりすると文系の学生なんかもSIer行ってたりするから、そういうことなんでしょう。うちの研究室にも、Javaを使ってるのにインスタンスも作らずmainメソッドしか使わないプログラムを書いているような人もいるが、そういうレベルに合わせないといけないのがSIerというか…。

一方WEB系の方はすべきことをこなしていれば勤務中にマンガを読んだりしてもよかったり、そういう日本的真面目さは要求されないことが多いんじゃないか、という。ただしその代償として、少しでも勉強(最新のトレンドへのキャッチアップ)をおこたるとすぐに時代に取り残されてしまい、エンジニアとして使い物にならなくなる。
WEBエンジニアという職業は、定期的に学会に行き、論文を読んで最新の知見を入れて行かないといけない大学病院の医師みたいな専門職になりつつある、という喩え話をしてもらった。
プログラマーには学会というものはそんなにないけれども、色んな所でやってるPython勉強会、とかああいうのが学会の代わりになっているのかもしれない。ああいうところの発表で他の会社にヘッドハンティングされたりするらしいし。
(SIerなんかだと、勉強会には出席禁止!なんていうこともあるらしい)

こういうことを考えていくと、やっぱり自分に向いているのはWEB系になるのだろうか。なんだかんだ言って勉強をするのは嫌いではないだろうし。

あれっ、意外とインターン行ったおかげでキャリアプランも定まってきたのかも?



注1
関心・意欲・態度についてはこの対談が結構わかりやすく語っている。
http://toyokeizai.net/articles/-/44110
このクソみたいな制度のお陰で、僕の中三時代(中三に上がる時、京都から東京に転校してから不良になったわけです)の成績はボロボロだった。
高校がまぁ東京では一番か二番みたいなところだったんだけども、みんな中学時代の内申点は9科目5段階の合計が40とかそれ以上だったけど、僕は20台だった。