最強のUMPC作成(2) 制作過程

前回材料については列挙したので、実際に作っていきまっしょい。
(必要なものについては: 最強のUMPC作成(1) 必要な材料)


これが完成形。妙に縦に間延びして見えるけど、横方向に縮小した画像ではありません。
  

接着にはスーパーXを使いました


まず、200x131 10Rのステンレス板に接着剤でキーボードとプラ棒を貼り付ける。手前側にキーボード、奥にプラ棒の順番。

一晩くらい放置しておきましょう


プラ棒の余りは邪魔なので、貼る前にのこぎりで切断しておいたほうがよかったかな。

接着ができたら、プラ棒にヤスリがけをしてステンレス板との一体性が高まるように形を整える。材質にもよるけど、この工程が一番大変。ボークスで売ってたプラ棒はかなり粘り気のある素材というかリューターで削ろうとすると熱で溶けているみたいでなかなかきれいに削れなかった。

ある程度形が整ったらポリエステルパテで隙間を埋める。

ポリパテを盛る工程は臭いが強烈なので外でやりましょう
整形するときはリューターがあると便利ですね


ポリパテが固まってきたら、はみ出た部分などをカッターで落として表面を平らに。
と同時にヒンジの位置をあわせて固定用ネジ穴もこのタイミングで掘っておく。両側3点ずつくらいでささえるのがよいだろうか。キーボードに穴を開けるのは怖い気もするけど、基板類はすべてパームレスト側なので何も考えずピンバイスを差し込んでOK。

ポリパテは完全硬化してしまうと硬くて加工が難しくなってしまうので、形を整えるのは半硬化あたりがいいらしい。一方でその段階でヤスリがけをすると未硬化のパテで目詰りしてしまうので、削るのは完全硬化してからじゃないとヤスリをだめにすることになるんだそうだ。

ポリエステルパテが硬化したら表面にヤスリを掛けてととのえ、デコレーションとしてカッティングシートをはる。普通のカッターでやろうとするとめちゃくちゃ大変なので、デザインナイフは持っておくことをおすすめする。
そしてヒンジを取り付け。ヒンジを動かした時にカッティングシートと干渉するとそこから剥がれていくので、干渉しないようにしよう。

最後に折りたたみ時に画面を保護するため、クッションシールをパームレスト(パームをレストさせられるほど面積がないけど)にはっておこう。落とした時に画面が割れることを防ぐことができる。(もちろん割れるときは割れるけど)

カッティングシートを貼るときはデザインナイフを使います
充電用microUSB端子を塞がないように注意


これであとはタブレットPCを差し込めば史上最強のUMPCが完成だ。

(おまけ)
あと、写真にもあるようにCPUとかGPUのブランドシールを適当にはるとパソコンっぽくなるから不思議。