海外用携帯電話

今まで海外にはいったことのないドメスティック人間として22年生きてきたけど、ついに今年はいろいろいくことになった。 海外に行くとなると一番心配なのは携帯電話である。
むしろ、ふだんなれない土地に行くからこそGoogleMapにおおいに頼る必要が出てくる。 もちろんドコモの海外ローミングを使うと通信料が恐ろしいことになってしまうので、現地のプリペイドSIMを入手してどうにかすることになる。

となると、当然SIMロックフリーの端末が必要になる。 国内版GALAXY Note3(SC-01F)はドコモショップに行けばSIMロックを解除することができる。しかし、高級機は盗難のおそれがあるのでなるべく持って行きたくない。
昔使っていたNOKIAのスマートフォンたちはそろそろ性能的にも限界がきている。
iPhone 4Sは下駄を使ってSIMロックフリーにすることはできるが、画面が小さくて使いづらいし、Androidのほうが使いやすい。
であれば、いっそのこと100ドル~150ドルくらいでSIMロックフリーの電話を買ってしまったほうがいいんじゃないか?というふうに思った。

そこで問題になってくるのがバンドの問題である。SIMロックがかかっていなくても、電波をつかめなければ意味が無い。国によってGSM、3G、LTEそれぞれ使っている周波数帯が違うので行く国に応じたバンドをつかむ電話を買う必要がある。
ちなみに、僕がE71だかを買おうとしていた頃は、W-CDMA 2100MHzと書いてあるものを買えば日本で使うことができた。
 GSMだいたいどれを買ってもクワッドバンド対応とかトライバンド対応とかで心配はそんなにないし、LTEは国ごとの普及率がわからないうえバンドの数が多すぎる。(iPhone 5S/Cは13バンドも対応しているそうだが、そもそもバンドがそんなに多いって何事…?しかもそれでも全てをカバーしているわけではない)一番重視するところは3G。(W-CDMA)地域ごとの主に使われている周波数帯はこちらのサイトから引用すると、

アジア圏    W-CDMA 2100、850MHz
        GSM   1900、1800、900、850MHz
日本      W-CDMA  2100、1700、850MHz
        GSM   なし
ヨーロッパ圏  W-CDMA 2100、900MHz
        GSM   1900、1800、900、850MHz
北米大陸    W-CDMA 2100、1900、1700、850MHz
        GSM   1900、1800、900、850MHz

また日本とアメリカでは1700MHz帯をカバーできると運用範囲が広がり便利ですが、両国の細かい周波数設定が異なるので、両者の1700MHz帯を共通でカバーできる機器を揃えるのは不可能です。

とのこと。日本のW-CDMA 1700MHz(E-mobile)と北米大陸のW-CDMA 1700MHzは別物というのは有名な話。
海外製携帯を日本で使う場合にはとりあえずW-CDMA2100MHz対応のものを買ってソフトバンクのSIMをさしてゴニョゴニョするのが鉄板だった。

さて、自分の行くところだけを細かく見てみると、だいたいどこの国もGSM:900/1800、W-CDMA:2100でいけるよう。北米・中米あたりはあまり他の地域で使わないバンドを使っているけど、そこらへんは今後も行く予定がないし、、、。
しかし中国本土は要注意で、そもそも3Gは3GでもW-CDMAではなくCDMA2000とかTD-SCDMA(初めて聞いた)を使っているキャリアがあるようだ。LTEもあまり一般的でないタイプのTD-LTEというのを使っている場合がある。このため、中国国内では大手三社といわれる通信キャリアのなかでも中国電信しか使えなさそう。

安定を求めるならばXPERIA Mあたりが気になるところだが、ブランド品だけあって少々お高め。
中国オリジナルブランド品を狙って行きたいところだが、AliExpressで見てみてもどの周波数に対応しているかが明記されていないものがほとんど。

そこでおみやげにもなるし、台湾に行った時に現地調達してこようかな~と考えている。とりあえずiPhoneと下駄を持って行けば、つなぎには使えるかな、と。