計算する器械たち ―アナログコンピュータ展―

東京理科大学併設の近代科学資料館でやっている表題の企画展にいってきた。8/8までなので、これを見て行きたくなっても手遅れです。

http://www.tus.ac.jp/info/setubi/museum/main/event.html

アナログコンピューター展とはいっても、結構デジタルなコンピューターの展示が多く、むしろそっちのほうが面白かった。目玉の微分解析機が動いているところはほぼ見られなかったし、アナログコンピューターは肝心の器械部分がブラックボックスになっているものが多く、動いているところが見えない。
タイガーの手回し式電卓を触れるコーナーがあったのでさわってみたけど、ほんの数十年前までこんなのをせこせこ回して計算していたんだ、というのは結構衝撃的。今じゃ100均でもデジタルな電卓が売られているのに。

書類を何枚か書けば写真撮影OK、ネットへの転載もOKということなので、記念に写真をとってきた。
レトロPCが多く展示してあり、Windowsが(というかPC/AT?)覇権を取る前のキーボード配列が結構見られる。というわけで今回はそういう写真集です。

1987年発売のダイナブック。CtrlがAの左にある。
最近こういう二段になってるキーって見ない気がする。
昔はCapslockとかこういう構造が多かったような?

  

NeXT。ピンぼけしてるのが残念
NeXTのキーボード。
Escが1の左にあるのがUNIXっぽい。
カナが今のキーボードと全然違う位置に。

SONYのMSX。
この十字キーにはアタッチメントがついてアケステ風になる予感。
→なるみたい。http://www.geocities.jp/dcc13579/msx1-3.htm
SONYのMSX2。
カラーリングが他社のとは一線を画しているような気がする
IBMマルチステーション5550というやつのキーボード。
よくわからんキーがいっぱいついててややこしいけど、
今でもJDLとかの会計用?キーボードなんかはこんな感じみたい。
テンキーに注目。
手書きで矢印が書いてあるのが生々しい。
日立ベーシックマスター レベル3
BREAKボタンは自爆スイッチか?
テレタイプ端末。
改行コードのCRとかLFっていうのは、テレタイプのときは改行するのに
行の先頭に戻る、と一行下に移動、という2つの動作を組み合わせていた名残らしい。
本来はLFだけだと下に移動するだけで行頭にいってくれない。

 

他にもいろいろあったけど、NECとかAppleの古キーボードなんかは他にも見る機会あるだろうし略。
 
おまけ
 
任天堂初のTVゲーム
カセットビジョン
エポック社とは関係ないけど、もうツクダオリジナルってなくなったんだって

 

 

3DO
実物を見たのは初めて。
コントローラーが置いてないところがな~

 

まあなんていうか、キーボード打たせてもらえればもっとよかったのにな、と思う展示会だった。
眺めてるだけじゃ何もわかんないし。