今週読んでいた本
法のデザイン
- 作者: 水野祐
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: Kindle版
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まだ5,6割しかよんでいないのだが、このあたりまではポストインターネット時代の「メディアコンテンツ」をめぐる話が多い。まぁオリジナルが存在せずたえまなくコピーされるデジタル情報とメディアコンテンツという話は昔からホットトピックなので割かれるページの割合も多いのだろう。
法というものは、「こんな世界だったらいいな」という各個人の希望からボトムアップに合意形成され策定されるものであってほしい。法はルールだから仕方なく従うものでなく、それに従うことによってよい社会ができるものであるべきだ。
著作権についていっても、それは著作者の権利がこの程度守られることによって、創作活動を行う人の生活も成り立つし新しく創作活動を始めようという人も生まれる。一方で需要者もこれくらいの権利の制限であれば消費にきたさないし、バランスがとれるでしょう、、という意図で存在するべきものであるはずだ。だから著作権の規定を変化させることは、その社会における創作の位置づけの表示になる。
コンプライアンスを法令遵守と読むことは、自分たちの考えるよい社会というビジョンを放棄して外部の価値観に隷従することを意味する。ロビー活動とか聞くと悪そうな感じがしてしまうけれども、「自分たちはこういう社会を実現したい」というビジョンを具象化しようとする創造的な営みなのだと思った。
知ったこと
ニュースじゃないけど知ったこと。
ドイツではHIVポジティブな人のためのゲイパーティーがある。(体制ない人は読まないほうがいいかも)
日本のゲイシーンに「ポジ乱」という言葉があるのは前から知っていた。これが日本固有の文化なのかどうなのか知らなかったんだけど、すくなくともドイツには同様の文化があることを発見した。
HIVポジティブのことを一般にPOZと呼ぶそうだが、POZ文化というものが他の国にもあるらしい。
知ってどうするの、とは聞かないで。
(11/6)