最近、名著といわれているグレーバーの「負債論」を読み始めた。

- 作者: デヴィッド・グレーバー,酒井隆史,高祖岩三郎,佐々木夏子
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: 単行本
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なんと、プロフェッショナルことケイスケホンダさんも読んでおすすめしているらしい。(代表引退されるそうですね。)
最近読んだお気に入りの本。シェアしたいと思ったくらいなので是非。 pic.twitter.com/R2l2O5xsAy
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2018年5月2日
で、まだ読み始めてすぐなのでこの本の内容を…というわけではないんだけれども、「負債は返済しないといけない」というモラルについて考えることがあった。
まず、僕は借金というのは借りたらなるべく返したくないと思うわけ。これはほとんどの人がそうだと思う。しかし、返さないことによって借りた額よりも大きい不利益を被ることになるから返さざるを得ないわけだ。僕も今は300万円の借金を抱えている。(サラ金とかじゃなくて自動車ローンなので心配はしないでね)
でも、世の中にはそうでもない人たちがいた。
万引き家族の記事でも述べたように、ドキュメンタリー見まくっている時期があったんだけど債務を抱えた貧困者のなかには、どう考えても自己破産なりしたほうが合理的に利する人たちが、「でも借りたものは返したい」といった非常に崇高なことを言う人達がいる。
奨学金系のやつに多いんだけれども、何回かこのブログでも書いた気がする大浦きららさんもその1人。自分のような人間にはまったく理解できないんだけれども、他人由来の借金に対して義務感を持って返済している。
www.youtube.com (該当シーンの有る動画が消えてしまっていた!残念。)
外部の規範を内面化することによって社会化された人間が生まれるわけだけれども、なかにはそれが強すぎる人がいるんだなぁと。それが外部に向かえばサディスティックな規律主義者に、内部に向かえばきららさんのような病的なモラリストになってしまうのかもしれない。
最近ブログ更新サボってるし、「負債論」はちゃんとなんか書くぞという決意表明以外何者でもないしょうもない記事でした。