自分のミッションについて考えてみる

原体験

2015年秋頃、シリア難民問題が本格化した頃の話。テレビのニュースには難民であふれかえるブダペスト東駅の光景がよく映されていた。 ブダペスト東駅はモビットのCMでも使われていたが、ザ・ヨーロッパの駅という感じの駅である。

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実はこのほんの数ヶ月前、僕は一人でハンガリーとチェコ(一応ドイツも)に行っていて、まさにブダペスト東駅からドレスデンに向かう列車に乗った。 その旅行は一年前にオマケのつもりで行ったプラハに再訪するための旅行で、ハンガリーに行ったのはブダペストという名前の響きがよかったから程度の理由だったのだが。

ほんの数ヶ月前、一日本人が名前が面白いからちょっくら観光してみるかという平和この上ない理由でいた場所が、今や生きるか死ぬかの瀬戸際に置かれた人たちが身を寄せ合う場所になっている。 もしかしたらこのブログでも書いたかもしれないけど、それは今まで生きてきた中で最も心を揺さぶられたことかもしれない。

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漠然とした夢

それ以来、僕の人生の夢というのは「生まれた国によって生まれる不幸をなくしたい」というものになった。

全人類を平等にするというのは共産主義の夢がやぶれたことから無理な話だと思うけれども、本人の能力や意思とは関係なく生まれた国や地域によって得られる機会や可能性にこうも差があるのは人類のためにもならない。

別にこれは正義ぶった話だけではなく、世の中に貧しい人がたくさんいたら自分の稼ぎも減るし(その人達にものが売れない)盗みや殺人に巻き込まれる可能性も増えるし困るでしょというとても利己的な考えも多分に入っている。

幸い僕は海外で痴漢にあったことはあってもものを盗まれたり暴力を受けたりといったことはない。なので世間の人がいうほど日本が他国に比べて治安が良いと思ったこともないんだが、このまま日本が貧しくなっていくと東京もそのうち夜は一人で出歩けない街になっていくだろう。

真面目な話、今から何か習うなら格闘技だと思う。

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3つの要素

漠然とそんなことを考えつつも、かといって何をしたらいいんだろねー、わかんないねーと具体的に行動することは特になかった。 夢とはいいつつ、それで自分も利益がえられないんだったらできないしね。ニートしてても自分の生活が営めるような資産があったら話は別だが。

でも、最近なんとなくこの仕事でこういうふうに貢献できるんじゃないのかなぁというのは今の仕事をしている中で見つかって来た気がする。

キーワードでいうとエネルギー、インターネット、クレジットということになるだろうか。

まず、近代文明を享受するにはエネルギー、特に電力が必要不可欠だ。電気があれば何でもできるといっても過言ではない。昔に比べると、太陽光発電+大型蓄電池でかなりミニマルに電力網を整備することができるようになってきているだろう。

そしてインターネット。富の一極集中をすすめたという負の側面はあるものの、国境をやすやすと超える情報は教育や機会の平等は推し進めているというのは間違いない。こちらのインフラ整備についてはよく知らないが、モバイル回線なら一個のアンテナで半径数kmをカバーできるという話もある。周波数が低い帯域を使う場合みたいだけど。

最後にクレジットだが、グローバルな経済システムに参加するためには、お金をやりとりするインターフェイスをもっている必要がある。Youtubeで稼ごうと思ったら、Youtubeから振込を受けられる体制を整える必要があるのだ。

日経テクノロジー展望2019 世界をつなぐ100の技術

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自分の興味

自分の興味としては、やはり新しいテクノロジーで世界にインパクトある変化をもたらしたいというのがある。バズワードになっているAI・VR・IoT・ブロックチェーンといろいろあるが、AIやVRは専門性が高くその分野でドクターとらないともうついていけなさそうな感じがするが、IoTなんかはまだまだ勝負ができそうな気がする。

そこらへんの興味をつなぎ合わせると、先程述べた3つにはかなりつながありそうな気がしている。

まぁ、近い内にちょっと自分にも動きがありそうなのでその予告編という感じです。今回は。