海外のチンクエチェント事情 (マルタ・ドイツ・ルーマニア・チュニジア・イタリア)

FIAT 500については、別のサイトを作りました。 今後車関係の記事はこちらに書いていく予定です。

piccolino500.net

くるまでこそだて - FIAT 500と一緒に子育てをしていく記録


マルタ

マルタが1番500をみたかもしれない。マルタは公共交通機関がバスしかないため、自動車保有率が高い。 一方でとても狭い道も多いので、小さな車の人気が高いようだ。

また、イタリアに地理的に近いのでイタリア車も多い。 というわけで500に乗っている人も多い。とにかくたくさん走っている。

500に限らず、いろいろなFIAT車がはしっている。

ドイツ

ドイツ(ミュンヘン・ベルリン)ではあまりイタリア車をみなかったけれども、ぽつぽつ500がはしっているかなぁという感じ。アウトバーンで頑張っている姿もみかけた。 500以外だと、アルファロメオがほんのわずかに走っている程度…?

しかしやはり数は少ない。

500からは脱線してしまうが、ベルリンで車といえばトラバントがたまにはしっている。どうもトラバント専門のレンタカー屋さんがあるようだ。

ルーマニア

ルーマニア(クルジュ=ナポカ)は自国ブランドのダチア車が一番多くて、次がフォルクスワーゲンかなという感じ。

チュニジア

チュニジアはフランスの植民地だった影響か、フランス車が多い。しかも20~30年くらい前の…。 8人くらいの大家族がみんなでプジョー404を改造してピックアップトラックみたいな状態にした車に乗っていたり。 (プジョー404のフランスでの販売は1975年に終了。走っていたやつも下手したら50年物だったりして。)

日本だとプジョー205あたりちょっとプレミアが付き始めて150万円くらいで売れるそうなので、チュニジアでそういう車を見つけて直して売ることはできそうだ。

そんななかで、500は割と高級車っぽい扱いを受けている。片手で数えられるくらいしか見ていないけれども、どれもピカピカに磨き上げられていた。

また脱線だけど、マヒンドラというインドのメーカーの車が走っているのを見た。生まれて初めて。

イタリア

イタリアは本国ながら、それほどは多くない。むしろ500Lが多く走っている。(タクシーとしても使われている) 500もそこそこ見ることは見るんだけど、思ってたよりは多くないなぁという感じ。 というかイタリア自体、イタリア車がそれほど多くない。街を走る車の30%くらいはフォルクスワーゲンという印象。

ただし、nuova500がいた!

残念ながら走行しているところは一度しかみかけておらず(しかも突然だったので写真も取れず)だったのだが、パーキングに止まっている姿はちらほら。

やはり愛されているんだなぁと思った。

番外 授業

授業で、いろいろな広告を眺めて分析し、発表するという回があった。(もちろん英語で)

その課題の中に500の広告もあった。

日本だとかわいい!おしゃれ!みたいな売り出し方をしているけど、この広告は環境にやさしい!値下げ中!というものだった。3000ユーロ引きは結構ちがうよね…。

ちなみにこの授業の先生は57歳のイングランド人だったんだけど、今までの人生でイタリア車に乗ってる日本人なんて初めて見たよという反応だった。

番外 人々の反応

ドイツ人たちは、なんでイタリア車なんて乗っているの笑みたいな反応が多い。その割にセアトとか乗ってるからわからない。(セアトはフォルクスワーゲングループではあるけどスペインのメーカー) それに限らず、ヨーロッパの人はなんでわざわざ日本車じゃなくて輸入したのに乗るの?高いんじゃないの?といった反応。言われてみれば関税もかかってるし輸送費もかかってるから割高なはずなのに、今はそこまで割高な感じがしないのはなんでだろう。

FIAT車なんてそんな見ない割に、地方にもディーラーが結構あるし維持するのもコストかかってそうだなぁと思う。 今は普及率を高めるために身銭を切ってちょっと無理してるんだろうか。

FIAT Palioに乗っているというブラジル人のおじさんは、500はブラジルでは高級品と言っていた。 そもそもブラジルの正規ディーラーでは扱っていないようなので、個人輸入しないといけないから高いのだろうか。