マルタ留学のすすめ

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短いスパンで2回もいっちゃったことからわかるように、僕はマルタがとても気に入りました。移住していいよっていわれたら間違いなくすると思う。 「マルタって何があるの?」と聞かれても「特に何も…」となってしまうのだが、とにかく居心地が良い。

マルタの人の良さというよりかは、マルタに来る人のよさだと思うんだけれども、基本的に人がよい。とにかくなんだか楽しいという感じなのです。

この良さを知ってもらいたくて、マルタで語学留学を勧めようというわけです。


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過去2回はこんな感じでした。

  • 2回ともSprachcaffe Maltaという語学学校を利用
  • 1回目はIntermediateレベルで1週間、ホームステイ
  • 2回目はAdvancedレベルで9週間、寮

www.sprachcaffe.com

目的

まず、純粋に英語を勉強したいだけの人はマルタは向いていないです。それだったら、日本で自習もしつつマンツーマン英会話とか通ってのほうが効果的だと思います。

語学留学は、異なる文化の人と交流して「もっと深いコミュニケーションをしたい!」と語学を学ぶモチベーションを高めたり語学以外文化や歴史について交流したりといった目的には向いています。

でも、正直にいうと語学を学ぶという手段としては最適ではないと思います。 すでにモチベーションは充分or強制でやる必要がある、学びたいのは英語だけ!という場合は参考書を買って自習しつつオンライン英会話なり対面式教室に通ったりしたほうが良いでしょう。

特に自分でも驚いたんですが、発音ですらネイティブの発音を聞いて見様見真似で真似しようとするより日本語で書かれた音声学を使った解説書を読んだほうがよっぽど練習になります。 よく考えれば、英語ネイティブの人に「日本語のら行の音」ってどう出すの?って聞かれて答えられる日本人がどれくらいいるでしょうか。

前回の記事にも載せたけど、めっちゃ効果的なので再掲

脱・日本語なまり―英語(+α)実践音声学 (大阪大学新世紀レクチャー)

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英語力

中学時代に習うような文法がわからない、といった状態で行くのはあまりおすすめできなさそうです。

子供と大人の言語習得方法は違うので、英語だけで英語を学ぶというのは無理です。何もわからない状態で行っても、授業がすべて英語なのでまったくわからず、何も学べないという状況に陥りがちです。 授業についていくためにも、事前に「なにもかもわからない」という状況は脱しておかないとかなり苦労することになります。

授業についていけなくなるのももちろん、他の人とのコミュニケーションも時間がかかるので限られた時間を無駄にしてしまいます。

そういった方は日本にいるうちに日本語の参考書である程度文法については学んでおいたほうがよいでしょう。中学校で習うレベルをマスターしておけば充分です。

くもんの中学英文法―中学1?3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)

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一文一文考えながらでも、文で会話ができるくらいが目安だと思います。

期間・時期

マルタ留学をする場合の期間ですが、マルタ自体を旅行+イタリアとかちょろっといけたらいいなという感じなら2-3週間、マルタを中心にヨーロッパをいっぱい巡るぞという場合でも3ヶ月いれば十分だと思います。

マルタは島国なため、季節のサイクルが微妙に日本よりも遅い感じがします。海水は大地よりも熱しやすく冷めにくいためです。 6月から10月くらいまでが夏(海やプールに入れる)みたいですね。

なので、夏を楽しみたいならこの間に行くことになります。

しかし気をつけなくては行けないのが7,8月はヨーロッパのバカンスシーズンであるということ。この時期はマルタの人口が冬の倍になるといわれるくらい混み合うため、ビーチに行っても足の踏み場もないといってもいいくらい混雑してしまいます。

また、語学学校にも夏休みのキッズたちが大量にいるため雰囲気もあまりよくありません。僕も7月に入ってからは正直あまり居心地が良くないなぁと思っていました。

というわけで、5-6月、9-10月のあたりが狙い目だと考えられます。

宿泊

ホームステイ、寮どちらも一長一短ですが、数カ月単位でいる場合は絶対寮のほうがよいでしょう。いろんな人と交流できます。

ホームステイは運次第というか、きついところは門限とかシャワー時間とか厳しいみたいですね。。もちろんリアルな生活の場に入り込ませてもらうというのもいい経験なのですが、やはり上下関係があります。 お互い対等な関係でいられる寮のほうが楽しいだろうなぁ、と思います。

### 持ち物

長期で留学する人には、日本から食材を持ってくる方がいます。めんつゆ、みそ、だし等和食っぽい味を作るために。 しかしこれらはマルタで買うことができます。よっぽど銘柄にこだわりがない限りは持っていく必要はありません!

一方、夏場に行かれる方は虫対策グッズを持っていくことをおすすめします。特にゴキブリ…。一時期は毎日のように自分のフラットのバスルームに出現していたんですが、ブラックキャップを設置したらそれ以降ほぼまったく見なくなりました。(設置翌日に1回出たのみ) ブラックキャップはまじでおすすめです。ヨーロッパではここまで便利な虫対策グッズが買えないので、他の人にあげても喜ばれるでしょう。 なんとこのブログを見た高校時代の友達が送ってくれました。↓の記事を見て。

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あとは虫除け・虫さされもあるとよかったかなぁと思います。ただガスでスプレーするタイプは飛行機に持ち込めないので注意。 一応船とシベリア鉄道を駆使すれば飛行機に乗らずにマルタに行くことも可能ではあると思いますが。


総括としては、とにかく行ってみよう。