カバンを新しく買った

財布とかバッグといった「小物」ってプレゼントによく使われるらしいけど、僕としては日々使うものでしかもモノによって使用感が全く異なるのであまりプレゼントには適さないんじゃないかと思う。

これまで、大学時代からずっとつかってきた汎用リュックを旅行にも通勤にも使ってきた。

容量がそこそこありながら見た目実用性一辺倒じゃないので気に入ってはいるんだけれども、あんまり通勤用には適さない。 財布やキーケース、電子ブックリーダーあたりがいい感じにおさまるところがなく、改札の前でキーケースを電車に乗ったら電子ブックリーダーをごそごそ探すはめになる。 またノートパソコンやタブレットも固定されないので中で動いてしまう。本体にもよくなさそうだし、背負っているときに中で重いノートパソコンが倒れてしまうと腰に負担がかかる背負い方になってしまう。

iPad Proという壊れやすそうな割に壊れたらダメージが大きいものを持ち歩くようになったので、そろそろいい機会かなと通勤用のリュックを買うことにした。 こういうときに自分は意外と古いタイプで実物を見ないと買えない。ネットだけで身につけるものを買うことはあまりない。

その結果、期待以上にしっくりくるものを見つけることができた。

それがこれ。aceのガジェタブルというもの。

hands.net

ドイツやチェコの人が「Amazonに頼っていると自国の産業が衰退しちゃうよ」と言っているのを聞いて、なるほどと思いMade in Japanでいいのがないかと思っていたんだけれども、これにかなう物はなかった。。。残念。Made in Chinaである。※

https://store.ace.jp/blog/cms/samune.jpg

サイズ違いで3種類あるが、最も小さい9Lタイプを使っている。

ビジネスバッグのコーナーを見ると、15インチのノートパソコンが入りますというものが多数派であるようだ。 でも不思議なことに僕は15インチのノートパソコンを持ち歩く人を知らない。

僕が持ち歩くのも当面は12インチのMacbookや11インチのiPad Proくらいで、そのうち13インチのノートPCが支給されるかもしれないというもの。 これらが動かないようにホールドされてほしいというのが望みなので、大は小を兼ねるというわけではなく13インチがぴったりおさまりますというのがよい。 (こう見るとApple信者みたいになってしまうけど、そういうわけではないです。)

9Lタイプがまさに13インチのノートパソコンが入るサイズとなっている。 iPadには少々大きいんだけど許容範囲というくらい。

タブレットやノートパソコンを入れるために設計されているので、なかで倒れてしまうことはない。 これだけで体にかかる負担は大きく変わってくるので、重量は変わっていないはずなのに軽く感じる。

また個人的にうれしかったのが水筒ホルダーがついているところ。 ペットボトルや水筒も、普通のリュックに入れると中でごろごろ動いてしまうので収まるところがあるのがとてもよい。

僕がいままで会ったことのない、15インチのノートパソコンを日常的に持ち歩かないといけない人以外なら誰にもにおすすめできると思う。

しかしまぁ、ビジネスリュックって忍者屋敷みたいにポケットがいっぱいあって、これを設計している人はそれぞれ何を入れる想定でこんなにポケットを付けたのだろうと考えてしまう。 このガジェタブルというかばんも理解に苦しむポケットがある。 かばんの設計をしている人が普段持ち歩いているかばんの中身を見てみたいものだ。

完全無欠ではないけれども、かなりいい。

日常つかうものを変えることで細かなストレスを減らせるんだなぁーと思った。


そういえばバッグ売り場を見ていて、おもしろいなと思うものがあった。

最近はQi充電パッドやUSBポートを備えていて、モバイルバッテリーをつなぐと携帯をポケットに入れているだけで充電できたりかばんの中で複数台同時充電ができたりするバッグがある。 中国の新興メーカーがこういうのを率先して作っているようだ。 以前旅行に行ったときも中国人はみんなレンガみたいなモバイルバッテリーを持ち歩いていたので、いかに自分のスマホの電池を切らさないかというところに関して意識が高い。 今中国に行ったらみんなこういうバッグを使っているのだろうか。

自転車でこういう、バッテリーを繋げば全体に給電できる仕組みがほしいなと思う。フロントライトにリアのライト、サイコンにそれぞれ電池が必要っていうのは面倒。

※ 昔はあえてMade in Japanのほうを選ぶというのは、競争力の低い商品を温情で買ってあげていることになる。国際市場で競争していく分にはそういう甘やかし方は良くないのでは?と思っていた。でもそういうわけでもないなと今は思っている。