ニュージーランドからの来客
昨日、努めている会社にニュージランドからお客さんがきた。今の会社はエネルギー産業に関連する会社なのだが、そのニュージランドの会社もそう。
自分の会社のメンバーと一緒にディナーを食べたあと、その人がホテルに帰る道と同方向だったのが自分だけだったので一緒に帰ることになった。
東京近辺に住んでいる人はご存知かもしれないが、今東京ガスが電力小売り事業の広告を凄まじい勢いで流していて、山手線の車内も東京ガスのCMがエンドレスで流れていた。
東京ガスのCMに対する疑問
そのお客さんはニュージランドを拠点にしながらアジア・パシフィック全域で仕事をしている人なので、東京ガスが電力小売り事業で東京電力に攻勢をかけているということは知っていたのだが、CMの内容に関しては全く理解できていないようだった。 気になるのか、「なんで踊っているんだ?」と質問をされたのだが、かなり答えに困ってしまった。
「うる星やつら」を元ネタにしているということくらいはわかるけれども、肝心のうる星やつらをみたことがない。 まぁキッズステーションなりアニマックスの番宣で解説される概要くらいしか知らない。
というわけで、
「これは日本の昔のアニメのキャラクターを使っていて、そのアニメは結構古い。なので自分は内容を知らない。でも中年世代の人たちには魅力的に映るんだと思う。 そこそこ電気を使うような家庭で意思決定をするような人は中年世代だから、そこをターゲットにしているんじゃないか?」
程度の答えしか言えなかった。
DMM英会話のおかげで黙りこくることはなかったけれども、まだまだだなぁ、、。
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買ったきり勉強してない、、
うる星やつらとそのCMについて
「うる星やつら」の漫画の連載期間としては1978年から1987年とのことで、思ったより新しい。自分が生まれるほんの5年前まで連載していたということになる。 テレビアニメも1981-1986年。ずっと1970年代はじめくらいの作品だと思っていたのに。 お色気系漫画なので15歳くらいがハマると考えると、45~55歳くらいがストライクな世代と言えるだろう。まぁ推測したターゲット層としてはまちがっていなさそうだ。 (1970年代はじめのアニメだったとしたら、ストライク世代はきっと電力会社が変えられるなんてしらないだろう笑)
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まず日本では雷というのが鬼という存在が落とすものだという民間伝承があり、あのキャラクターは鬼をモチーフにしているというところから解説しないといけないだろうか。 電撃が加えられるシーンも、日本の漫画アニメ界隈にはラブコメというジャンルがあり、優柔不断で頼りない男子がやたら強気で強い女子になぜか一方的に好かれてしまい振り回されるというのが定番のシチュエーションになっている。 この「うる星やつら」はそのありがちなパターンの元祖ともなった有名な作品である。 またテーマソングも有名で、このダンスはそのテーマソングの替え歌に合わせて踊っているのである(そもそも替え歌っていう文化も存在するのだろうか??)
くらいは説明しないとこのCMの意味はわからなさそうだ。
また、鬼役の二人が登場するときに吊り下げのワイヤーを隠していないのはそこまでの予算がなくて隠せなかった可能性もあるけど、「パロディ」感を出すための演出のようにも見える。
ちなみに、原典を確認したけど踊り自体はパロディではなさそうだ。
テレビCMの特殊性
たった30秒の映像のくせに、いや30だからこそCMは山のような文化の引用から成り立っている。 それを理解するのは難しいんだろうなぁと思う。
海外のテレビを見ていて、そもそも文字が読めないので何をいっているかわからないCMというのはあるけれども演出が理解できないCMというのはあまり記憶にない。 旅先でテレビをみることがあまりないので、単に出会っていない可能性が高いが。
過去にテレビについて書いた自分の記事を読み直してみると、読みづらいんだけどまぁ悪くない着眼点だなぁと自画自賛してしまう。 でも、やっぱりテレビ的な現象って面白い。