Xiaomi Miスマートバンド5を買った。
Xiaomiのスマートバンドを買うのは3台目である。
僕とXiaomi Miスマートバンド
はじめて買ったのはMiスマートバンド2で、これはディスプレイも単色だし、ほんとに歩数と心拍数が見られる程度だった。 Xiaomi製品には珍しく?僕のもとに来た個体が悪かったのか最初からあまり具合がよくなく、結構早い段階で充電できなくなってしまい、あまり使えなかった。 しばらく間をおいて、画面もカラーになって通知まわりが進化したらしいMiスマートバンド4を買った。これはかなりいい感じだったのだが、1週間くらいで紛失してしまうという。
Miスマートバンド4を買い直すか迷っているうちに5が発表されてしまったというわけである。 Miスマートバンド4の欠点であった、充電するときはバンドから本体を外さないといけないというのも解消され、かなり完全体に近づいたといえる。
機能面でも進化があった。 バッテリー容量が増え、これまでよりも高頻度で心拍数を測定してもよくなったということもあり、心拍数をきめ細かくモニタリングすることで算出されるPAIという値をとれるようになったそうだ。
PAIとは
PAIはPersonal Activity Intelligenceというもので、個人個人ことなる身長・体重に応じて適切な運動量を定義するものであるらしい。一日一万歩あるこう、とか20分軽く運動しよう、みたいな各人の身体特性を無視したものではなく、個人個人にあったものとなる。 運動強度は心拍数によってはかられ、その人にとって適切な強度の運動が適切な時間継続されているかを数値化するものとなる。
PAIは積み上げ式で、直近7日間で獲得したPAIの数値で適切な運動ができているかがはかられる。 理想的には週100PAI獲得することを目安とされている。 はじめのうちは週30、次は週50、と徐々に増やしていくことが推奨されている。
自分のPAIスコアを知る
まぁ、歩くのは好きな方だし、激しい運動こそしていないもののそんなに低い数字はでないだろうと思っていたのだが、実際つけてみると、歩いているだけだとまったくPAIがたまらないことに気づいた。
ウォーキング程度では、なんとなく運動した気にはなっていても運動といえるだけの運動強度には達していないようだ。
いろいろ試してみても、30分ランニングするとかエアロバイクをそこそこハードな強度で漕いでようやく3PAI獲得できる程度だということだとわかった。 週に100PAI獲得する「健康的」な生活を送るには、毎日2時間以上この強度の運動をする必要があるということだろうか、、。
ジム通いができなくなり、自重の腹筋とかランニング・エアロバイクをつまみ食い的にやっている今の生活だと、週30PAIも実はかなりチャレンジングな要求であることがわかった。
計測することの重要性
運動しているのに、体重減らないなぁと思っていたけれども、その理由は運動したつもりのものが、自分にとっては運動といえるだけの運動ができていなかったからだった。 バンドをすることでこれがはじめてわかった。
そして、バンドをしたことで運動と言えるだけの運動をするには、どれくらいの強度の運動をどのくらいしないといけないかもわかる。
PAIが短時間で稼げる運動が何かということがわかれば、それを集中的に取り組むことで効率的な運動に取り組むことができるようになる。
思えば、受験生時代にあった偏差値というのは、とても便利なものであった。自分の位置を知ることで、何をすればよいかの指針をたてることができる。 (教育の本義でいえば国民全体のレベルを底上げすることのほうが大事ではあるが)
スマートバンドは、公衆衛生における革命的な事態として特筆されるようになるかもしれない。 運動をしましょう、といった抽象的な目標ではなく、一年に一回しか計測されない健康診断の結果でもなく、日々の細かいアクションが即数値として効果が計測できるため、個人個人が何をすればいいのかわかる。
これで健康になれるといいなぁ。