更新が途絶えていた理由
久しくブログの更新がなかったが、実は10/19に引っ越しをしてそれから家に固定回線がない生活がつづいていたのが理由。
11月はじめに一度、置型Wimaxをためしてみたのだが、一回VODで映画をみただけで通信制限に引っかかることがわかりいそいで解約。 (参考までに、HD画質でGoogle Play Movieで「パラサイト 半地下の家族」を見たらそれだけで12GBくらい消費していた。)
Speed Wi-Fi HOME L02 white UQ版 白
- メディア: エレクトロニクス
↑通信制限がない限りは割と通信速度も満足。
引越し時についでにスマホ用のLINEモバイル(5GB)とタブレット用のDMMモバイル(5GB)でわかれていた契約をまとめてOCNモバイル(20GB)にまとめていたということもあり、必要なときにはテザリングを使う選択肢も取ることはできたが、あんまり気持ちよくは使えなかった。
さて、インターネットが無かった間に考えたことをひとつ。
革命家たちの共同生活
僕も世代じゃないのでリアルにはまったくしらないわけだが、かつて一斉を風靡した新左翼組織に「中核派」というのがある。革マル派と激しい内ゲバを繰り広げたり、80年代に多くのテロ事件を引き起こした組織である。
そんな中核派だが、いまでは人員減少・高齢化に悩む日本の社会問題の縮図みたいになっていてだいぶ組織としての力は落ちてしまったそうだ。 Youtubeに動画をあげたり、コミケで同人誌を売ったり、実質的に「ソフト路線」にシフトしてしている。 中核派の拠点として、前進社という団体があり、この「本社ビル」のなかでは今でも革命を夢見る人々が共同生活をしているのだという。
↑ 潜入記録
この前進社はたまに捜査をうけるのだが、その際には大きな鉄扉を破壊して捜査官が入っていく様子がよく知られている。しかし、次の記事によればそこを壊して入っていくのはパフォーマンスに近いものなのだそうだ。
頑丈そうな鉄製の扉は公安警察が家宅捜査で突入する際にこじ開けた傷の修復跡だらけです。しかし入口は鉄製扉ではなく、実はその隣にぽつんとありました。こっちの扉切ったほうが派手ですからね、と洞口さんが言います。
これを見て、もちろん公安側も相手にプレッシャーをかけたいというのがあるのだろうと思う一方で、中核派の側もその扉は切らせるために持っているのではないかと考えた。
コンパに行くのが芸人?
さきほど、携帯の契約を20GBプランにしたということを書いたが、その理由がYoutube。通勤時などに、Youtubeにあがっているラジオを聞く習慣になってしまったのだ。これが結構通信量を使ってしまう。 聞くのはオードリーのオールナイトニッポンとハライチのターンなのだが、中核派の話を見ていて、オードリーの語る過去のエピソードのことを思い出した。
オードリーの二人が売れなかった頃、売れない芸人たちは「コンパに行くことこそが芸人だ」という誰が言い出したかわからない変なノルムにしばられて、あとになって言うと「芸人ごっこ」に必死になっていたという昔話。 笑いをとれなくてもコンパという「芸人らしい」ことをすることで、自分は何もしていないのではなく「芸人」をしているんだ、夢に向かって進んでいるんだ、と安心していただけなんだという。
革命家ごっこ
今でも残っている新左翼みたいな人たちも、正直これと同じメンタリティをもっているのではないか。 鉄の扉を残しているのは、わざと派手に扉を切らせて「自分たちは警察と戦っている」「革命家をちゃんとやっている」という安心感を得るための中核派側の自己肯定のためにやっている側面もあるのではないだろうか。
売れなかった芸人ごっこたちが、同じ芸人ごっこたちの考える芸人像に呪縛されていたように、革命を成し遂げられなかった革命家ごっとたちの決めた革命家らしさに縛られた若い革命家ごっこたち。 だったとしても、夢にむかって頑張ろうとしている姿には青春をみてしまう。
自分が、内ゲバなどをリアルに知らない世代だからなのかもしれないが、このまま頑張れと思ってしまう自分もいる。