ラップ・ブレイクダンス・スマホゲーム?

8Mileという映画を見た。

8Mile

念の為説明すると、エミネム主演の自伝に近い映画である。 デトロイトの街で、ラップでのし上がろうとする白人の物語である。

映画は見たことなくても、Lose yourselfは聞いたことがある人は多いのではないか。ぼくも見るまではそれだった。


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この曲自体が劇中に登場することはないのだが、この曲のプロトタイプが徐々にLose Yourselfに近づくように何度かBGMで使われる演出はかっこいいなと思った。

ただ、最後8mileの主人公はラップ道を選ばない。これは、ラップバトルで少し買ったくらいでは大抵の人は何も変わらないという忠告なのかもしれないなと思った。

暴力の代替手段

さて、ラップやブレイクダンスといえば元々はリアル暴力で喧嘩をする代わりにこれらで勝負することで血を見ないようにするというギャングスタたちの知恵で生まれたというのはそこそこ有名な話だ。 なので、どうしても暴力とは切り離せずかつてはラップだけではおさまらなくなって2PACとノトーリアスB.I.Gという当時のヒップホップの2大巨頭的なラッパーが両方射殺される結果となった抗争にエスカレートしたりもしているそうである。

オール・アイズ・オン・ミー(字幕版)

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  • ディミートリアス・シップ・ジュニア
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これに対して、エミネムの抗争をやめようみたいな曲がある


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ちなみに不思議なのだが、ギャングスタ・ラップとかの主な支持層が8 Mileに出てくるような貧困層なのだとしたら、そんなにレコードが売れるのかね?とは思った。 みんなあんまりちゃんとお金を払ってレコードを買いそうな人たちには見えなかったのだけれども、、。 他を削ってレコードを買っていたのだろうか。 2PACという人が生きている中で最後に出したアルバムは1000万枚売れたそうだが。

新たな暴力の代替

さて話は戻って、映画を見た翌日に、ある電車広告が目を引いた。

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「単車の虎」

おそらくなんだけど、もともとヤンキーとか暴走族をやっていたオジさん世代がメインターゲットなのではないか? このゲームについての記事ではないので深掘りはしていないけれども。

これを見ていてふとラップやブレイクダンスで喧嘩の代用ができるのであれば、実は僕の知らないところではスマホゲームが抗争の代わりを担っていたりすることがあったりするのだろうか。

スマホゲームの中でどれだけいいアバターを使っているかとかそういう話で話がまとまるような世界ってないのだろうか。

台湾では携帯電話のことを大哥大という。この大哥大のもともとの意味は、黒社会(≒ヤクザ)の人という意味である。 台湾では、まず最初に黒社会の人たちが携帯電話を使い始めたことから、携帯電話=黒社会というようなイメージとなり、今では通信キャリアの名前にもなっている。

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組織の結束や連携が重視されるため、携帯電話というのは非常に重要なツールである。 それと同じことはストリートギャングなどにも言えると思うので、携帯電話で問題を解決することができればとても生産性が高いのではないだろうか。

抗争を疑似的にできて、ゲームの勝ち負けで話がつけられるようなゲームを作れたらすごく役に立つし儲かるんじゃないかと思うんだけれども、ユーザーインタビューをするのが大変そうだ。