ここ数ヶ月、OCN モバイル ONEで契約している携帯回線が妙に遅いなぁと感じていたのだが、推奨設定が変わっていることが原因だとわかったのでメモ。
対象:OCN モバイル ONE(新コース)を契約していて、この夏になってから通信が遅いと感じている人
原因
新コースがはじまったときに案内されていた推奨APN設定は、グローバルIPアドレスを割り振られる設定であった。
APNとして、 lte.ocn.ne.jp
というものを用いる設定。
この設定を使うと、グローバルIPアドレスが割り振られる設定となっており、OCN モバイル ONEの回線を使っていると必ずグローバルIPアドレスが割り振られていた。
しかし、2022年6月からプライベートIPアドレスが割り振られるAPN設定が推奨に変わったそうだ。
見分け方としては、APNが ocn.ne.jp
になっていれば新設定を使っている。
この仕様変更のあとも lte.ocn.ne.jp
はひきつづき生きてはいるものの、なるべく使われないようにしたいということで通信速度が遅くなるように割り当てられる通信帯域がせまくなっているのだそうだ。
というわけで、サポートページの指示に従って推奨設定に設定し直そう。
●Androidの場合
●iPhone/iPadの場合(ふだんSafari以外のブラウザを使っていたとしても、Safari以外ではプロファイルのダウンロード・インストールができないのでSafariで開くべし)
速度の違い
今日の昼間、スマホ(Pixel4a)でもiPadでも全然Webページが読み込まれず、さすがにこれはおかしいのでは?と「OCN モバイル ONE 遅くなった」でググりまくった結果この原因を発見した。
そのときは lte.ocn.ne.jp
が3Mbpsしかでないのに ocn.ne.jp
なら80Mbpsくらいでていた。
厄介なのが、夜とか空いている時間は lte.ocn.ne.jp
でも100Mbpsを超えているなど、古い設定でも使えるときがある点。
つねに遅かったらもっと早く気付けていたかもしれないが、「遅いときもある」なのでスマホ本体のほうがアプリ開きすぎなのかなとか思ってしまう。
今つかっているPixel 4aが正直遅いので、この3ヶ月そのせいなのかと思っていた。
OCNモバイルONEは複数端末持ちにはおすすめ
設定をなおしてからは快適。
OCNモバイルONEのいいところは、追加SIMカードの発行ができるところ。
僕は10GBプランに追加SIMカードをしていて、、音声対応SIM+データ専用SIM+データ専用SIMの3回線を使っている。
複数SIMカードでデータ通信容量を分け合えるプランには、OCNモバイルONEのように一つの契約の中でSIMカードを追加していくタイプと、IIJmioのような、個別のの契約を複数結んだ上で複数契約のSIMのデータ通信容量を分け合えるプランがあるが、前者のほうが便利。
OCNモバイルONE形式の分け合えるプランはexciteモバイルも備えているが、通信速度はOCNモバイルONEのほうが優れているようだ。
このブログではめずらしい、実用的な記事をひさしぶりに書いた。