うじるぽを解剖する:謎の言葉の真相を暴く

うじるぽ うじるぽ

最近流れるパズドラのCM


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うじるぽって何だ?と思った人は少なくないと思う。 かくいう自分もその一人。

リセマラみたいな新しい言葉なのかなと思って調べてしまった。

だが先に答えを言うと何ら意味はない言葉だった。 撮影の現場でスタッフが思いついただけの言葉なんだとか。

うじるぽに意味があると思ったワケ

もともとゲームの周辺ではリセマラだとか爆アドのような略語や造語が多く生まれている。 (略語ではないが「実力の若林」は由来が面白いので好き)

ネット用語まで広げれば、微レ存、バ美肉などさらに奇妙な響きの言葉もある。 SNS時代になって略語は口にのぼるだけでなく文字として見られるようにもなり、響きだけでなく見た目でも目を引くようなカタカナと漢字の組み合わせも増えているように感じる。

そういう時代だからこそ、「うじるぽ」という変な文字の並びも何かの略語としてありそうに思わせる土壌ができていた。

昔から「おじさんに若者の間で流行る言葉を教える」というのはテレビでもよくある企画だ。 自分の知らない言葉で話している人を見ると、何を話してるんだろうと知りたくなるのは本能に近いかもしれない。

パズドラ未経験、スマホゲーやらない自分ですらちょっと気になるのだから過去にパズドラをやっていたがやめた人はなおさら気になったんじゃないだろうか。 自分がやめたあとに何か新しい流行りが生まれたのかな?と思いそう。

CMとしては勝ち

結果自分にパズドラをやろうとまでは思わせるまでは至らなかったわけだけど、とはいえ「うじるぽ」って何だ?と頭の片隅を占拠することは成功していたわけだ。 まずは興味を持たせるというCMのミッションには成功している。

ゲームやSNSの周辺ではわけのわからない略語が生まれている状況を逆手に取った作戦だと思う。

正直に言うと引っかかって気持ちのいいものではないダークパターンではある。 とはいえ、一本取られたと思ったというお話。

この記事に出てきた言葉たち

リセマラ

ソーシャルゲームでは、トレーディングカードゲームのように有料のクジ(ガチャ)を引くことでゲームプレイに必要なキャラクターを入手できる。 ゲーム開始時に限りガチャを無料で引けるようになっているものが多く、この初回無料ガチャで目当てのキャラが出るまでアンインストールとインストールを繰り返すこと。 強力なキャラが時間と引き換えに無料で手に入るプレイヤーと、アプリのダウンロード回数を水増ししたいサービサーの利害の一致がある。

爆アド

爆裂的なアドバンテージ(爆裂的な、の部分は諸説ある)。

対戦型のゲームで対戦中に強力なカードを引くなど自分に特に有利なことが起きている状況

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実力の若林

運要素が勝敗に絡むゲームでも、しっかりと実力があって強いプレイヤーのこと。 略語ではないが由来が面白いスラング。

あるプレイヤーに対する中傷で「運だけのカスが」とコメントしようとした人が誤変換で「運だけの春日」とコメントしてしまったのに対し、運だけの反対は実力、春日の反対は若林(お笑いコンビオードリー)だろということで生まれた言葉。

微レ存

微粒子レベルで存在するの略。

可能性が低いがあり得る、みたいな意味。

由来は調べてはいけない(戒め)

テッド2 (吹替版)

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バ美肉

バーチャル美少女受肉の略。

VRチャットなどで美少女になりきっていて徐々に本当に自分の肉体が美少女である身体感覚を獲得すること、、だと思う。 でも正直オタクにありがちな自分変わってるアピールなだけな気がする。