5/16~5/22のアンテナ

今週もいうて何もなかったな。

  

ニトリ、紀伊国屋書店・新宿南店跡地に熱視線

最近新宿に行く機会が多いんだけど、新宿ってターミナルとしてはすごいでかいけど鉄道資本があまり強くないイメージがある。(渋谷=東急、池袋=東武&西武)小田急は全然だし、京王も駅弁フェアくらい。西武に関しても路線が通ってない渋谷のほうがまだイメージがある。
また、最近高島屋にあまり存在感がない気がする。単純に関東に引っ越してきたからそう感じているだけかもしれないけど。今一番勢いがあるのはやっぱ伊勢丹=三越連合なんだろうか。
 (5/17)

西洋美術館 世界文化遺産へ ユネスコ登録勧告

仮に実現したら「世界遺産まで散歩圏内に住んでる」というステータスが手に入るわけだけど、これ以上上野公園に人が増えてくれると困るというジレンマ。最近まじで土日とか通り抜けられないレベルまで人が多い。
(5/17)


Google I/O:グーグル、「会話型AI」を搭載した新しいメッセージングアプリを発表

「道具」は人間の身体の拡張である。なかでもコンピューターは神経系を拡張するものである、といわれる。でも拡張が進み過ぎて、「自分の拡張」としておくにはもったいないくらいまできてしまったのが昨今の対話型UIへの期待を生んでいるように思う。
つまり拡張しすぎて膨らんでしまったものを切り離して、もう一個別の神経系=もうひとりの自分を構築して面倒なことはやらせてしまえ、ということなんじゃないだろうか。
(5/19)

ドイツ式のトイレ

ジジェクの『ラカンはこう読め!』を読んでたら、フランスのトイレは奥側に排出口があるのに対してドイツ式のトイレは手前側にある、と書いてあった。(日本の洋式トイレはフランス式に近い )チェコのトイレが実はみんなこの「手前に排出口があるタイプ」で、なんでこんな頭悪い設計になってるんだと思ってたんだけど、トイレの形状にも文化的な背景があったということを知った。
(5/20)

女性の雨がっぱ窃盗容疑 自宅に30着「におい楽しむ」

「雨がっぱ」は別にして、自分も匂いに対して強い執着があるので気持ちはわからなくもない。
どうして人は匂いに執着するのかということを考えると、ラカンがそのヒントを与えてくれる。我々はふだん言語という象徴の秩序のなかに生きており、生の現実に触れることができない。(=去勢) 「言葉では現実は表現不可能」なのに、「現実は言葉でしか語りえない」という悲しいジレンマにある。
ただ、嗅覚の刺激は人間が与えられる刺激の中でもっとも象徴化されにくい刺激である。(これは個人の考えです)味覚刺激も難しいと思うけど、嗅覚刺激ほどではない。嗅覚が与えてくれるのは、「生の現実」の残り香なのである。
なので、強烈な嗅覚刺激をうけることはすなわち「去勢」される前の満ち足りた状況への憧憬を呼び起こしてくれるのだ。これこそ我らが匂いに執着する理由である。
(5/22)