X89dual osだが、セラーからは「間違えちゃった、ごめんごめん。でも、こっちのほうがふたつOS使えるしむしろよくない?とりあえず10ドルは返すけど。」という連絡が来た。
まぁ、X89winとX89dual osの価格差を考えれば妥当な額ではある。
しかしただでさえ少ないストレージにAndroidが入っているせいでWindows領域が15GBもないという正直使い物にならないタブレットを掴まされたわけで、価格差の問題じゃないだろう。
と思っていたら、どうもあっさり解決しそう。
X89winとX89dual osはお互いのリカバリーイメージを使いまわせるようなのだ。ハードウェア的にはわずかにCPUが違うだけでそれ以外は全部同じのようだ。
なので、先に発売されたX89winをdual os化するというのが流行?っているみたい。(後述するが、X89dual osのほうが後発品)ただしもともとシングルブートのモデルでデュアルブートを行うにはX89winのBIOSをdual osのものにする必要がある。(仕組みが全くわからないんだけれども、マルチブートをBIOSレベルで管理しているらしい。昔僕がWindows VistaとArch Linuxのデュアルブートをやってたときとは違って、Windows8以降はブート周りがいろいろ変わったとは聞いていたのだが、何がなんだかわからない。)
その逆(デュアルブートのモデルをシングルブートにする)はそんな問題も起きないはずで、単にリカバリーイメージを書き込めばいいはず。
BIOSのメニューで「使用するブートローダー」をWindowsのブートローダーにしたらWindowsとAndroidの選択画面が出てこなくなったので、Windowsオンリーにして問題が起きることはないだろう。
最近はBIOSではなくUEFIという。 今デスクトップで使ってるASUSのマザーボードはこんなグラフィカルな BIOS設定画面が出てくる。 |
これをやるためには、Teclastのサポートページでリカバリーイメージをダウンロードするわけだが、この際に入力を求められる機種の識別IDはX89winが'E6ED'、X89dual osが'E7ED'。一応リストからも選べるけれども、非常に探しづらいのでIDで飛んだほうが良い。X89winのほうが一段階いいCPUを使っているので後発機種だと思い込んでいたんだけど、IDからもわかるように逆のようだ。ちなみに、Teclastは「台電科技」なんて名前だけどMainlandの企業だった。
ただここから先が問題で、リカバリーイメージはTeclast自前のサーバーでホスティングしているわけではなく中国のオンラインストレージにあげられている。このストレージはダウンロードするには専用のクライアントソフトを入れないといけないし、クライアントが入ったところでダウンロードしようとすると遅くて使い物にならない。
過去の中華ストレージ利用の経験から類推してここのアカウントを開設し、自分のストレージ領域(フリーの場合5GBまで)に「インポート」してからダウンロードするとようやく実用的な速度になった。(中国系のオンラインストレージにはみんなこの機能がある。他人が公開設定にしたファイルは直接ダウンロードするのではなく、一旦自分のストレージにインポートしてから自分のファイルとしてダウンロードするのが一般的。)
一応セラーとの交渉が終わってないのでまだ実行するわけにもいかないんだけれども、おそらく10ドルのrefundで手を打って自分でWindows化するということになるだろう。正直もう少し返して欲しいところだけれども。