koboの進化

長らく漫画専用機と化していたkobo glo。ファームウェアもかなり昔のものを入れっぱなしにしていた。
(CFWは入れてたけど)
そんなkobo用に実は新しいファームウェアが結構出ているということを知った。

カスタムファーム導入前にちゃんとバックアップをとってなかったので文鎮化したらいやだなぁ、的なことを考えながらアップデートしたのだが、全く問題なくアップデートできた。
内蔵フラッシュメモリー(とは名ばかりの基板直挿しmicroSD)は32GBのものにアップグレードしていたけどそれも問題なく認識された。

で、このアップデートで追加された機能にPocketというものがある。
クラウドサービスとかの情報が大好きな暇人は知っていると思うが、昔はRead It Laterという名前だったサービスだ。
あとで読む系サービスの一種で、あとで読もうと思ったWebページをクリッピングするもの。ただクリップするだけじゃなくて「本文」のコンテンツ部分だけを識別してそこだけをクリップし、ブログのサイドバーや邪魔な広告を除去して見やすく整形できるというのが売り。
クリップしたものは、PCでも携帯端末でも見ることができる。

これが実にkobo、というか電子ペーパーと相性がいい。(kindleとかreaderには同じような機能があるのだろうか)
いくら見やすく整形しても液晶画面で長文を読む気にはなれないが、電子ペーパーだと結構いけるのである。
バックライトの有無なのか、目の疲労感が全然違う。
(Koboにも暗いところで使うためのライトはあるけど、これもそんなに負担がない気がする)

koboを起動しWi-Fiにつながっている状況で同期を実行すれば未読の記事をすべてダウンロードしてくれる。一度ダウンロードが終わればオフライン環境に行っても読める。白黒ながら画像も見られる。

記事一覧はこんな感じ


Pocketの機能であるスターをつけたり未読既読の変更もできるので、iftttと組み合わせれば気に入った記事はEvernoteにクリップする、とかいう動作も可能。※
そういうことについては細かく述べないが、とにかく公式にサポートしているだけあって、機能は充実している。ただ見られるだけではない。

記事を表示させた様子

 そして、Pocket自体がいろいろなところでサポートされている。
今まで知らなかったのだが、iPhoneで使っているmercuryもandroidで使っているNextブラウザもPocketにクリップ機能を備えていた。アドオンの追加が必要になることもあるが、メジャーなものはおおむねサポートしているみたい。
PC用のブラウザにそういうプラグインがあるのはもはや当たり前な気もするが、モバイル向けブラウザも最近はそんな進歩しているのかと思った。

iPhoneの小さい画面では読む気になれないようなものも、楽に飛ばせるのでなかなか快適。PDFはクリップできないのは残念だが、それでもかなり満足度は高い。
今 まで電車の中などで手持ち無沙汰になるとついつい携帯を取り出してポチポチ(タッチパネルなのでペタペタ?スリスリ?)して目を痛めつけていたのがすこし改善 されるだろう。
目に良くないことにはかわりないが、金属バットで殴るかプラスチックバットで殴るかくらいの違いはあると思う。


※に関して
にしても、「Evernote活用術!」だとか「クラウドで生産性アップ!!」系の記事ばっかりを書いてるライターみたいな人達がいるけど、そんなことばっかりやってて虚しくならないのだろうか。
まぁ、おまえが言うなという話ではあるが。