楽天kobo

ぼく「電子書籍リーダー買ったんだ~」
友人A「kindle?」
ぼく「いや、kobo」
友人A「えへっ?マジでkobo買ったの?ガチkobo?kobo買った奴なんか初めて見たw」

これが数日前の会話である。
これがいい例なのだが、koboはどちらかといえばあまりいい印象を持たれていないようだ。
電子書籍ストアでの水増し事件で印象が悪いうえ、UIがダサい、そもそも楽天自体がダサい等々ネガティブな先入観を持たれている。 実際タッチパネルの反応などは結構劣るらしい。
おそらく日本での電子書籍専用端末の格付けは Kindle>>>>>SONY Reader>>>>>>kobo みたいな感じだろうか。
しかし、ここはあえてkobo(glo)を推したい。

まず第一に自分は本を最初から電子書籍で買うことはない。あくまでとりあえず買って読み終わったけど、貴重な本棚のスペースを割いて保存しておくほどの価値はないと思った本を突っ込んでおくだけである。(捨てればいいじゃんとよく言われるが、もしかしたら読み返す可能性があるので…)
だから電子書籍ストアの品揃えやUIなんかはまったくどれを買うのかには影響しなかった。
とはいえこれだけではまだkoboを推す理由にはならない。画面解像度も値段も同じでタッチパネルの感度がいいkindle paperwhiteの方がまだ優っている。

しかし、kobo gloには圧倒的な利点がある。それはストレージ容量だ。
paperwhiteはストレージ容量2GB(使用可能領域約1.25 GB)しかない。(Amazonで買ったコンテンツはクラウド上にも置けるらしいがぼくは自炊しかしないので無意味)スキャンした本は画像データのため結構ファイルサイズが大きいので、これでは少々心もとない。
一方でkobo gloは本体にpaperwhiteとほぼ同様のストレージがついていて、microSDHC拡張ができるので最大約33GBになる。
そしてさらに、ここからが一番すごいところなのだがkobo gloの内蔵フラッシュメモリは増設できる。なんと内蔵フラッシュメモリとはいうものの裏蓋をあけるとハンダ付けもされていない4GBのmicroSDHCが刺さっているだけ(笑)。これの中身をたとえば32GBのmicroSDHCに移してやってそれを刺せば内蔵30GBという大容量になる。(どうしても数GBはシステムにとられてしまう。)

やり方としては要するにDDでまるまるコピーした後、ユーザーデータを格納するパーティションに未割り当ての28GB分を加えてやればいいというだけ。(詳細はググればすぐに出てくる)
32GBのmicroSDHCも今は2000円しないくらいで買えてしまう。

こうして60GBオーバーのストレージを持たせられる…といいたいところだが、どうも外部スロットのmicroSDHCはアクセス速度が遅く、刺さっているだけで動作が重くなるそうなので、こちらには何も 入れないほうがいい。30GBもあれば充分のはずである。(多分)

というわけで、koboがどんなものか少しは伝わったと思う。自炊派なら候補にいれてみてもいいのではないだろうか。