今週読んでいた本
「柔らかい個人主義の誕生」
人間にとって最大の不幸は、もちろん、この物質的欲望さへ満足されないことであるが、その次の不幸は、欲望が無限にあることではなくて、それがあまりに簡単に満足されてしまふことである。
:naruhodo:
- 作者: 山崎正和
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- 発売日: 1987/03/10
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「"帝国"をめぐる五つの講義」
- 作者: アントニオネグリ,Antonio Negri,小原耕一,吉沢明
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 単行本
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ニュース
セブン・マック…、これが「FC店増減」の全貌だ
ブックオフがフランチャイズ制だったとは初めて知った。。
ファミリーマートはよくフランチャイズに「斥候」として出店させうまくいっていたら目の前に直営店を出して利益を奪っていくといわれるが…。直営店で儲けるメリットってあるのだろうか。
直営店を出す意味って、PB商品のテストとかそういう研究開発系にある気がする。FCからの上納金よりは儲かるのかもしれないけど、儲けるために直営店を出しても微々たるものしか出ないんじゃないかなぁ。
(4/10)
フィンテックで何が起こるか知っていますか
ここ最近、急激に銀行のサービス改善が進んでいる気がする。(しませんか?)かつてはATM利用料無料サービスなんてセブン銀行とかSBIネット銀行のような新興かつ実店舗をもたない銀行にしかなかったのに、今ではメガバンク当たり前のように始めている。デビットカードだって前はスルガ銀行か楽天銀行かしか選択肢がなかったのに。
これまでは金融業界は新規参入も少なく、テクノロジー競争にさらされることもなかった。けどそこにテクノロジー業界の風が吹き込もうという状況が、焦りを生んでいるのかもしれない。
なんにせよ、ATM手数料で稼ぐというせこい商売をやめてお金を流れやすくするという金融の本質にたちかえっているのはよいことですね。
(4/11)
ブロックチェーンは金融サービスをどう変えているのか
はじめにいうと、僕はブロックチェーン技術が通貨発行以外で活かせるとはおもってない。この前参加した勉強会では、リース機器の管理などにも使えるかも?みたいな話があった。でも、ブロックチェーンを使ったところで実際のリースが行われてないのに嘘のトランザクションがあるみたいな状況は防げない。「トランザクションそのもの」に価値がある場合にしか使えないでしょう。
すでに現在、ICOの強固なパイプラインが存在する。たとえばCosmosは、世界中のあらゆるブロックチェーンをつなげる統合技術だ
これって要するにポイント交換(楽天ポイントをANAマイルに変えてTポイントに移すみたいな)のがリアルタイムに行われて、暗号通貨Aを持っている人が暗号通貨Aでの決済に対応していないところでも、支払いと同時に勝手に暗号通貨A→暗号通貨Bへの交換が行われて支払われる、みたいな?
ビットコインの信用力は「中央」が存在しないことによって生まれているわけだけど、「ブロックチェーンスタートアップ」の発行する新しい暗号通貨はそのスタートアップ企業が価値の裏付けになっていないか。ほとんどがすぐ潰れるスタートアップ企業が価値を保証する通貨なんて、存在意味あるだろうか?既存の国が発行する通貨とビットコインの悪いとこどりみたいに聞こえる。
(4/13)
「テックというユートピア思想」がもたらした「トランプというディストピア」
ハッカー倫理って読む限りでは弱者道徳だ。
コンピューターへのアクセスは無制限かつ全面的でなければならない。 情報はすべて自由に利用できなければならない。 権威を信用するな──反中央集権を進めよう。 芸術や美をコンピューターでつくり出すことは可能である。 コンピューターは人生をいいほうに変えうる。
既存の社会に適合できなかったがゆえのルサンチマンが根底にある。
だからハッカー文化は独善的で、「自分たちのが最先端にいる、ついてこられない人間は時代遅れ」という意識があるんだと思う。
(4/13)
なぜ地方都市に「TSUTAYA図書館」が次々とつくられているのか?
たしかに分類や蓄積を軽視することで、それらの図書館は叩かれることもある。だがそれは、大都市の住人の身勝手な批判ともいえる。書店を失い多様な本に触れるチャンネルが減っている地方都市で、さまざまな書籍を素早く展示しストックする図書館の存在は、切実な意味を担い始めているのである。
図書館に限らず、これ。イオンだってロードサイド店舗だってそれがなくなってしまったら地方での暮らしは成り立たなくなってしまう。
↑の記事から引用だが
近所に高級スーパー「ホールフーズ・マーケット」があるなら。家族に、軍ではたらく人がいないなら。時給ではなく、年俸をもらっているなら。知り合いがほとんど大卒なら。覚せい剤を使っている知り合いがいないなら。離婚歴がないなら。犯罪歴のある米国人6,500万人のなかのひとりでないなら。もしこのすべて、あるいは一部に当てはまるとしたら、あなたはいま起きている問題に気づいておらず、問題の一端を担っている可能性があるということを認めるべきです。
イオンモールを必要としない暮らしをしているのなら、あなたはいま起きている問題に気づいておらず、問題の一端を担っている可能性があるということを認めるべきです。 (4/14)