「この一冊でよくわかる ソフトウェアテストの教科書」(4)

今日は第七章「状態遷移テスト」、第8章「組み合わせテスト」、第9章「テスト技法適用チャート」をよみます。

第七章「状態遷移テスト」

状態遷移テスト

結合テスト、機能テスト、システムテストといった上位のテストで利用する手法。

ソフトウェアの状態イベントによって状態遷移する。これを図表にあらわしたものを活用するテストが状態遷移テストである。

状態遷移図

視認性が高く、状態遷移の仕様を把握しやすくなり見通しが良くなるのが特徴。

http://image.gihyo.co.jp/assets/images/dev/serial/01/test_up/0004/001r.jpg

状態遷移図を用いたテスト

  • すべての状態を一回は通る
  • すべてのイベントを一回は発生させる
  • すべての遷移を一回は通る

といったことを念頭においてテストケースを作成する。

状態遷移表

厳密性が高く、状態遷移の仕様が曖昧な点や不備を発見するのに適している。

http://image.gihyo.co.jp/assets/images/dev/serial/01/test_up/0004/list001t.png

状態遷移表を用いたテスト

遷移表は各マス目がそのままテストケースに対応する

第8章「組み合わせテスト」

おもに機能確認テスト、環境テストで利用される手法。

複数の条件の組み合わせがあるとき、バグがないか検証するテストである。

とはいえ、すべての組み合わせを検証することは実質不可能であり、2因子間網羅で十分とする場合が多い。

その組み合わせを作成するときには、All-Pairs法、直行表が利用できる。

第9章「テスト技法適用チャート」

フェーズごとに適したテストがあります。

【この1冊でよくわかる】ソフトウェアテストの教科書―品質を決定づけるテスト工程の基本と実践

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