前回Debianのインストールが完了したわけだが、まだ作業は残っている。
まずはルートユーザーのパスワードを設定しよう。
ターミナルを開き、
$ sudo su
これでルートユーザーになれた。suでなろうとしてもパスワードがわからなくて入れない。
そうしたら。passwdでお好みのパスワードを設定。
そうしたら、共有ディレクトリとして使いたいハードディスクをマウントする。
Vol.0のようにAndroidでマウントするのではなく、Debianに入ってからマウントする。
/dev以下はAndroidもDebianも共有しているので、なんの苦労もなく簡単にマウントすることができる。(chrootでは仮想ディレクトリはそのままらしい)
# mkdir /home/test (マウントするディレクトリの作成)
# mount /dev/block/(ハードディスク) /home/test (マウント実行)
次にsambaのインストール。
WebDAVやNFSなど、他にも方法はあるがLAN内で使うだけならsambaが一番いいだろう。
# apt-get install samba swat
swatはウェブブラウザでsambaの設定ができるようになるものらしい。(sambaを使うのは初めてなもので…)
以降の設定は、普通のPCに普通のPC-Linuxを入れてSambaの設定をするのと全く変わらないので特に説明する気はない。
ここらへんはsamba swatとかでググったほうがちゃんとした情報がでてくるだろう。
というか、sambaのことまだ全然わかってないので下手なことは書けない。
http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/~oda/html/linux_memo/linux_05_memo/linux_feb/swat.html
↑のページなんかよくまとまってます。
と、ここまでやればWindowsの「マイ ネットワーク」にも出てくるはず。出てきてなくても、
\\(IPアドレス\(共有ディレクトリ)\
とすれば共有ディレクトリにアクセスできるはずだ。
100MBくらいのデータを書き込んでみたけど、結構スピードが出た。
体感的には割とローカルと遜色ないといった感じがする。ネットワーク越しということでもっと遅くなるのかと思っていたけど全然そんなことはない。
暫くの間はsambaだけで使ってみて、そのうち欲が出てきたらWebDAVで外からでも見えるドライブにしてみたりしたいかも。(でも、そのためにはドメインを買う必要があるなぁ)
あとは、24時間稼働にするのなら、ファンをつけることは考えた方がいいのかもしれない。もともとファンもヒートシンクもついていないような低消費電力・低発熱なものなので、ヒートシンクを貼っつけるだけでも随分変わるのではないのかな。
買い替えなどで余っているAndroidスマートフォンがあって、それが
・USBポートとは別に充電端子を持つ
・USBホスト機能を持つ
・Root化可能
なものであれば、それを使ってサーバーを立ててみるのもいいかもしれない。
何に使うかは、たててから考えればいいのである。