自分の記事を紹介してもらって非常にありがたい、のだが「短所」がちょい気になったので補足。 自分がScrapboxを超えるものを作った、みたいなつもりではないですよーと言うことを明言しておきたくなった。
Scrapboxの「使いづらいところ」について
この記事にて、自分でもScrapboxの「使いづらいところ」いうまるでScrapbox側に問題があるかのゆな表現を使ってしまっていたのだが、、
・ノート間のリンクを手動で貼らないといけないこと
・関連ノートをサジェストしてくれるだけで、新しい洞察を生み出すまでの機能はないこと
・そのリンクの記法が特殊で、Scrapboxで書いたノートを他で使うには加工が必要になること
たちについてはScrapboxの設計思想と自分やりたいことがマッチしてないというだけで、なんらプロダクトに悪いことがあるとは思っていない。
ただ唯一
ノートが増え、リンクを貼れば貼るほどサジェストの質が下がっていくこと(大量のノートが表示されるだけになる)
はScrapboxの抱える課題ではないかと思う。特にチームで使うには、Scrapbox向きのリンクの貼り方を全員が把握する必要が出てきてしまう。 Scrapbox情報整理術 という書籍を書いている人が入門記事的なものを書いているが、
ただ、いくらリンクが便利だからといって、むやみやたらに増やしてもあまり意味がないばかりか、むしろ有害になることもあります。
といったTipsを紹介している。 現実的に一定のメンバーの理解なしではどんなドキュメントツールだろうがゴミ溜めになってしまうのは同じだとは思いつつ、考え方が独特なツールなゆえにチームで使うには思想の浸透に多大な苦労がありそうだなと他人事ながら思う。
情報を育てたいのかアウトプットしたいのかの違い
自分がブログを書く理由として、誰かに読ませるつもりで「記事」としてまとめ上げているうちに自分の考えがクリアになるというものがある。
なのでノートアプリにもブログ記事という「完成」したアウトプットを作るために使えることを求めている。
ブログ記事は必要に応じて過去記事と内部リンクを貼ることはあっても、貼る必要がない記事も多い。 そしてブログ記事というアウトプットを志向するにはmarkdown形式が適している。 一方でScrapboxは、wiki。
常にページは「完成」ではなく更新に開かれている。そして全ての記事に他の記事とのリンクは不可欠。 markdownを使わないのにも理由がある。
Scrapboxはインタラクティブな[Wiki]であり、Wikiを簡単に便利に使うのに適した記法を採用している。
Scrapboxは、(ブログ書きとしての)自分以外誰かのために作られている。
むしろここで紹介されている「井戸端」のような、複数人で寄り集まって情報を育てるといったことは作ったTitaniumではできないだろうと思う。 仮にWikiを作るのに使いづらいと言われても知らんがなという気持ちになるであろう。(そもそも一般公開していないから言われようがないのだが笑)
最後に改めて
こちらでも言及したとおりScrapboxは「デジタル」な「ノート」の世界で数少なく革命的な何かを感じたという意味でむしろ非常にリスペクトしまして、ただ、そこに感じた何かを自分のやりたいこと(wiki作りではない)にも輸入してみたらどうなるのか?試してみたくなったのです。
ちなみにこの下書きもTitaniumを使って書いていて、サジェストされた記事とMixしてみたらいい表現が出てきたので引用してみる。「情報の最終形態」かぁ。
デジタルツールを選定する際、最も重要なのは、ユーザーが目指す「情報の最終形態」(例:他者へ向けて構造化された記事、個人的な知の探索グラフ、精密な学習記録)と、ツールの「根本的な設計思想」が一致しているかという点である。
