ちょっと古い下書きをサルベージ。というわけで、書き出しの「ここ一ヶ月」は5月ごろの話です。ではどうぞ。
ここ一ヶ月くらいの興味の移り変わりがパチンコ中毒→MMO中毒→ソシャゲ中毒→ドルヲタという感じ。まるで日本の底辺趣味リサーチャーだ。
この一ヶ月で学んだんだけれども、暇つぶしとは時間がかかるものなのだ。
よくソシャゲに関する記事だと↓の子供の意見が「正論」なんて書かれているが、これはただの割れ厨の意見。われわれが働いてお金を稼ぐのは、生きていくためというより少しでも質の良い暇つぶしをしたいから何じゃないかとおもう。
パチンコ中毒というものは、初めて行ったらいきなり○万円勝ってしまった、たまに大当たりする感覚が忘れられない、もう×万円負けてしまっているのを取り返すまでやめるわけにはいかない…といった一攫千金の夢を求めていくものだと思っていたわけです。たしかに借金苦に陥るタイプのパチンカスはこういう理由で中毒になっていくようだが、世の中にはそうではないタイプのパチンカスも多いようだ。
地元から移り住んで家族とも離れて暮らしているor家に居場所がない。加えて友達もいない。かといって1人でする趣味をもっているわけでもない。何もすることがない。(地方の場合、友達はいるけど一緒にすることがない、もありうる)でも1円パチンコに行けば数千円で1日時間潰せるし、下手したらたまにプラスになることすらある…。だったらパチンコでいいや…。 という消極的パチンカスというのも世の中にはいるそうだ。
これって、うん十万勝つか負けるかの刺激を求めてしまうギャンブル依存症なんかよりはるかに闇深だと思うんだけどどうだろう。
開店時の場所取りは文字通り命がけ、1日100万勝つことも負けることもあった、パチンコ屋で自殺者がよくいた…みたいな「四号機」時代の話なんかをきいていても自業自得だねという気になるけれども(おっと政治的にはこんなこといっちゃいけないね)1円パチンコ、0.1円パチンコしかすることがない、みたいな話を聞くと暗い気持ちになる。というより、0.1円パチンコってなんだ。
パチンコをやったことがないのでわからないんだけど、1円パチンコは単純に考えて勝ち負けも4円パチンコの1/4になるだろう。勝ち負けが1/4ということは、店側の取り分期待値も1/4ということになる。でも人件費も家賃も昔より下がったとは言え1/4にはなっていないだろう。照明がLEDになって省電力、とかあるかもしれないがそんなのは誤差レベルだ。 これを店側が提供して利益が出るメカニズムが理解できない。儲かっているのはメーカーくらい?どこにも勝者がいない。
ソシャゲもパチンコも、○万円つぎこんだ!とかいうとキチガイみたいにみえる。でも大体の場合、そういうことをやってる人たちは他にお金を使わないのだろう。自分の出費を基準に考え、さらにパチンコorソシャゲに○万円払う想定だから変に見えるのであって、服も買わない食事も最低限外に遊びに行くこともしない…うえで、と考えたらそれくらい払えてしまうのである。 でも、一度足を突っ込んでしまうと、うまいこと次から次へと金を払わせようとするテクニックの魔の手にはまっていってしまうわけだ。