中華製小型筆記本電脳 後編

例の中華なAndroidネットブック、実際に使ってみるとどうだろうか…?
まず一番初めに感想を言うべきだと思われるのがキーボード。だって、キーボードが欲しいからわざわざ流行りのタブレット端末じゃなくてこれを買ったんだから…。
さすがにかなり狭く、幅広のPCのキーボード(アップルのアルミのやつを使ってる)とは同じように使えない。しかし、両手を置いてタイピングができるだけの幅はある。
そしてなにより、意外と押しやすい。最近は慣れてきたのでPCを使っているのと同じくらいのスピードでタイピングもできるようになった。(ただし、記号はキーがちっちゃいのでキツい。また、自分はPCでもかなりタイピングが遅い。)
ZENBOOKのキーボードは幅こそきちんとあるのに妙に押しづらいのだが、それにくらべたらこっちの方が使いやすいとすら感じる。

比較するとこんな感じ。


キーボードがついてるガジェットがほしーなーと思っている人は、ふっるいふっるいIS01ではなく、こっちを買った方がいいだろう。

 現状Androidむけ日本語入力メソッドはハードキーボードで使うには厳しいものが多い。無料でかつキーボードだけで日・英切り替えができて変換候補の選択もできるのはiWnnくらいだ。しかし、こいつは頭が悪い。(変換精度が悪いということ)
Google日本語入力も、早くキーボードでだけで使えるようになっちくり~

タブレットにキーボードを接続するというのが流行っているらしいが、あれは角度が固定だったり、タブレットをスタンドで立てる必要があったりとあまり使い勝手がよくない。
やはり、ヒンジがついていてノートパソコンのように好きな角度でつかえるというのはいい。
注)キーボード自体は早くタイピングできても、スペックの問題で処理が追い付かなかったりする…。
 
タッチパッドははっきりいって悪い。誤操作防止のためか沈んだところにあるのだが、ちっちゃくて使いづらい。Androidのインターフェースはもともとタッチパネルで操作することを前提としているのか、マウスやタッチパッド操作でスクロールをしようとしたら、ドラッグで行うことになる。(マウスにホイールがついていればそれでもできるけど)
パッドの縦幅が狭いため、一度にほんのわずかしかスクロールできない。PCのタッチパッドのように二本指でスクロールとかできればいいのだけれども。

ここは昔のAndroidのようにトラックボールがよかったかな



性能については、指標としてAntutuというベンチマークを使った。最近初めて知ったんだけど、Androidでは定番らしい。
で、これで3500くらい。まぁ、最近の機種の数字と比べるとかなりしょぼい方なんでしょう。
メモリも1Gつんでることは積んでるようなのだが、実際にRAMとして使えているのは半分以下。Androidの仕様?なのか知らないが、半分くらいRAMDiskにでも使ってるのだろうか。
ただ、実際の使用感としてはそんなに悪くない。動作が軽いホームアプリやブラウザを導入すればなかなか快適に使える。日本語入力がたまにひっかかるような動作をするのは気になるが…。

Antutuの結果はこんな感じ



Rootをとるのは簡単。
(やり方は→http://nanospic.ro/?p=327)

電池持ちについては評価が難しい。というのも、使用時間はすごく短い(3-5時間程度)のだが、スリープ状態だとほとんど減らないという感じなのだ。
(スリープとはいっても実質画面OFFなだけなので復帰はすぐ。)
外出先で長々と文章を打ったりという用途で使うなら不満だけど、ちょくちょく思いついたことをメモしようとかには向いている?かと。まぁ、用途によるか。
miniUSB給電なので、モバイルバッテリーを持ち歩くのもいいかも。


これで100ドル以下、この価格を考えればなかなか良い感じだと思うのだが、どうだろうか。
パソコンじゃなくていいから軽くて持ち運びしやすいガジェットがほしい。しかもタブレットではなくてちゃんとキーボードがついているやつ…あなたがそう思っているのなら(そんな人そういないだろうけど…)これはオススメだ。
別にいらんわ、と思っても、100ドルしかしないわけだし、もしかしたらすごく便利かもしれないので買ってみたらどうだろうか。
実は楽天でも売ってたし。。。