ASUS T100を買って一週間ほどたったので詳細を。
ちなみに、自分が買ったのと同等品はほぼこれになるけど、54000円…。こっちは送料合わせてほぼ400ドル、関税1600円だったので相当安く買えたことになる。
JISキーボードで慣れてるって人も、キーボードドックだけ30ドルくらいで売られているので、グローバル版とJISキーボードドックを買ったほうが安いという。
あと、びっくりしたことにCPUがZ3775にマイナーチェンジされてる奴がとどいていたようだ。この記事を書いている途中で気づいたんだけど、こりゃーいい買い物だったわ!さっきの日本版同等品はおそらくまだZ3740なので、ますます個人輸入をすすめたい。
ASUSからはZ3740→Z3775の切り替えについて公式にリリースされていないそう。 |
1.拡張性
タブレットなので拡張性は低め。一応本体にMicroHDMI、microSDスロット、microUSB端子が一つ。(microUSBは充電端子と兼用。こういうのを使うと充電しながらUSB機器を接続できるとか。これ、N900につければLinuxサーバーにできるんじゃないかと思った。)
キーボードドックは実はかなり単純な仕組みになっており、タブレット本体との接続端子はただのUSB3.0。要するに、USBハブにキーボードとタッチパッドがくっついただけというもの。なので専用ドライバーも必要なく、Ubuntuとか入れても全然問題なく使えると思う。また、ドックについている端子はフルサイズのUSB3.0ポートが一つだけ。
後述のようにタッチパッドがちょっと残念なので、デスクトップで使うならマウスがほしいところだけどもたった一つのUSB端子を潰すのはもったいない。Bluetoothマウスを使うべき。
さっきも言ったように、ドックの方はかなり単純な仕組みをしている。ということはうまく工作すれば中にUSBハブを仕込んでポートを増やしたり、SDカードスロットをつけたりできるのではないだろうか?
今壊したら洒落にならないので実行には移していないんだけれども、AliExpressを眺めていたら、キーボードドックだけで30ドル程度で売られていた。これは試してみる価値あるかも?
2.入力
荷重曲線のイメージ |
そりゃあ「これはいいキーボードだ…」みたいなものではないけど、350ドルのうちキーボードドックにかかってるのは20~30ドル程度と考えれば、かなりいい。
やっぱり、ちゃんとヒンジが付いているので溝に立てかけるタイプとは安定感が段違い。
3.スペック
とはいえこれに入っているAtomはAtomという言葉でイメージされるほどしょぼくはない。初期のネットブックに入ってたAtomを想像していると、今のAtomはこんなに使えるのか!と驚く程度には使える。(一応ベンチマーク的にはCore2Duo E6400相当くらいらしい)
まぁでも、誰にでも薦められる製品ではないというか、よーしパパこれ一台でゲームも仕事もいろいろやっちゃうぞ!みたいな人は買うとがっかりするだろう。
安いからといって飛びつかずに、モバイルPCで何をしたいかというのをリストアップして、じゃあそれはT100でできるか、ということをちゃんと考えてから買ったほうが良いと思う。
一方、ランタイムは驚くほど長い。旅行に行くのでもなければACアダプタを持ち歩く必要がない。
また、Windows8.1のタッチ操作が意外と使えるんだけど、そのまま使うとディスプレイが指紋だらけになってしまう。アンチグレアフィルムはほぼ必須。
贅沢をいうと、VivoTab Noteみたいにデジタイザがついていたらなおよかったんだけど。
総括すると、誰にでも薦められる製品ではないけれども、誰にも勧められない製品ではない、というところだろうか。
用途にはまれば、すごく良いパソコンです。