有言実行、ブログをはじめたときの初心に立ち返り、最近買ってよかったものをご紹介。 ここも初心に帰って、この記事ではアフィリンクをはっていないので嫌儲諸君も安心してリンクをクリックして買い物してほしい。
TATEMU
Tシャツを簡単にたたむことができるダンボール製のケース。
これを使うと何がよいかというと、Tシャツをたててしまえるところがよい。 普通タンスにTシャツを入れると、スタック構造になってしまう。洗濯したものが上に来て、自然と次に着るのもそれになってしまうという。
しかしこれを使うと、立ててしまえるので順番の入れ替えが容易になる。自分が使っているタンスはFitsシリーズのL-30(幅・高さが30cmのタイプ)を使っているのだが、これにギリぴったり収まるという感じ。実は寸法的にはみ出しているし、実際引き出しの出し入れ時にカカカカカッと引っかかる音はするのだが、引き出し自体はできるという。笑
ただしTATEMUの長辺が縦方向になる必要があるので、検索性はチョット悪い。
とはいえTシャツの下の方にあるやつなかなか着ない問題に対しての最終解決を与えてくれるすばらしい商品だ。
ちょっと応用テクニックとして、厚手長袖Tシャツ用のTATEMU「厚手タイプ」にパジャマ用のTシャツとパンツを合わせてしまうことができる。こうすると上下一体となってしまうことができる。
コーティングクロス
家庭用、かんたんフッ素コーティングができるウェットティッシュ(みたいなもの)。素手で触ると毒らしいが。
これを何枚かかってみて、家の水回りに使ってみた。1番効果を発揮してほしかった洗面台には残念ながらあまり効かなかった。(汚れ防止効果、最初の数日はあったけどそれ以降はもとどおり) が、お風呂のバスタブにやってみたらなかなかいい感じ。お湯を抜いた後のヌルヌルがあきらかに減少し、1ヶ月くらいたっても効果が残っている。
コーティング作業自体はこのクロスで拭くだけでよいのだが、事前準備は施工箇所を磨き上げて水分を除去する必要があるなど、結構手間。 思うに洗面台は事前の清掃が足りなかったようだ。僕は使わなかったが、コレを塗る事前処理用の清掃キットも同じシリーズで出ているので、こちらを併用したほうがよいのかもしれない。
お風呂掃除が格段に楽になるので、これはオススメ。
応用が見える線形代数
恥ずかしながら、僕は大学に入ってから数学がめっきりわからなくなってしまったタイプの人間であった。 特に線形代数はダメ。
その理由の半分以上は、大学にあるように思う。
僕の大学1年次の線形代数の授業(必修)は大鬼の足助太郎という先生だった。 数学者としてはともかく、学生に興味をもたせようとかわかってもらおうという気概が一切感じられない授業であった。 「とりあえず試験に出て、『単位ください』みたいなふざけたメッセージを書かなければとりあえず単位はあげますから興味がない人は授業来なくていいんで」みたいなスタンスであった。
2012年に線形代数の教科書を出しているようだが、すでにAmazonでは取扱がなく、人気はなさそうだ。 残念だが当然だと思う。
大学生なんだから自律しろというのもまぁもっともなのだが、なんの役に立つのか、何もわからないままとりあえずこんなことを言われて「よっしゃやるぞ」ってなる人はそういないんじゃないかと思うんだが…。
愚痴が長くなってしまったが、この本は「応用が見える」といいつつも大学の必修で習うレベルの線形代数の話題はほぼカバーしているし、またカバーしている話題がそれぞれなんで必要とされるのか、役に立つのか理解しながら学ぶことができる。 データ分析に線形代数の知識が役に立つこともわかる。
さらには特異値分解のような大学必修レベルを超えているが機械学習の理論を勉強していると出てくるような話題も取り扱っており、一冊で現代に必要な線形代数の基礎が学べるようになっている。 それなのにまぁまぁ薄くて、途中で投げ出さずに読めるようになっている。
大学時代にこの本が出ていたとしたら、進む学科も違って人生変わっていたかもしれないなぁとすら思う本。
まぁでもさすがに落ちこぼれなりにも線形代数を勉強したことがあるのでスラスラ読めているのかもしれない。もし難しかったら、マセマの線形代数、見た目で食わず嫌いせずにおすすめです。