突然ながら、台湾に行ってきた。
台湾で最も訪れたかったスポットは携帯ショップが集まる獅子林ビル。(参考:予算1万円で海外現地スマホを買う方法 - 台北編)
詳細は今後に譲るとして、ここでスマートフォンを一台購入。キャリアの海外ローミングはバカ高いし、まちなかの公衆無線LANは結構充実しているといってもいつどこで使えるかが不確定なものに頼りたくはない。そこで、現地のSIMをさして使えるAndroidスマートフォンが一台欲しかったのである。(SIMフリーのAndroid端末は持ってなかった)
台湾は比較的「一流メーカー」のものしか見かけない感じで、まちなかでは大体GALAXY、iPhone、Xperiaを使っている。htcはショップこそたくさんあるが使っている人はなかなか見かけない。獅子林ビルにもあまり変なメーカーのものは売ってなくて、安いスマートフォンといってもほとんどGALAXYやXperiaのエントリーモデルしか売っていないという感じ。しかし、そういうのを買ってもあんまり面白みはないので、あきらめずに探索を続ける。
予算を6000TWDとし、その中でどういうやつが欲しいかという条件を予め定めておいた。
- サムスン、ソニー、htc、LG等「有名」ブランドでない
- GALAXYシリーズのように画面外にナビキーがあり、できれば左からメニュー、ホーム、戻る(操作を揃えたいため)
- 画面は5インチクラス。解像度は特に気にしない
- 見た目がダサくない
- バッテリーが長持ちしそうなやつ
- 対応バンドが多い(GSMクワッドバンド、3Gデュアルバンドとか)
残念ながらすべての条件をみたすものは見つからなかったが、12345を満たすものを手に入れることはできた。
その名はmto MK399。
紫を購入。縁はメッキじゃなく金属なので結構高級感がある。 |
mtoなんて聞いたこともなかったし、1はクリア。 2、3、4は見た目でわかる。バッテリーもちは微妙なところだが、CPUが省電力のA7コア x4なのでまあ大丈夫だろうと踏んで買ったが、実際結構持つ。GSMデュアルバンドで3Gが2100のみというのは残念だが、まぁまぁアメリカ以外ならどこでも使えるし、及第点。
液晶の解像度が低いというのもあるけど、動きもなかなか快適。
箱の性能表より。画面解像度は書いていないが960x540。 |
また、おまけ要素としてはカメラがなかなか使える。店員の人もそこをプッシュしてきた。
これが撮影した写真 いままで中華タブにまともなカメラが付いてたことがないので結構すごいと感じた |
また、液晶はジャパンディスプレイ製のIPSパネルでオーディオはdts対応らしい。
ほんとかな? |
最初は6000TWDを提示してきたけど、5800TWDまで下げてもらえた。これでもこっちを日本人だと思ってぼってるんじゃないかと思ってたけど、相場を見ると結構安く買えたようだ。
付属品は説明書、カバー、USBケーブル、イヤホン、ACアダプター。 この他にも保護フィルムが一枚、予備バッテリー一個とバッテリー単体用の充電器も付属する。 |
保証も一年つけてもらったけど、はたして本当に壊れた時に言ってどうにかなるものなんだろうか。
デュアルSIMスロットは両方共ノーマルSIM バッテリーは1800mAhだけど、結構長持ち |
これにFarEastoneのSIMをさして使ってみたけど、ホテル内をのぞいて圏外になることはなし。知らない土地でGoogleMapが使えるというのは圧倒的安心感だ。盗まれてもそこまでダメージもない金額だし、なにより盗んでもたいした値がつかないだろうし狙われにくいだろう。
海外旅行に行くなら、絶対に一台持っておいて損はないと思う。
と、ついさっきまで満足感に浸っていたら…
Polaroid、SIMロックフリー&デュアルSIM対応のキッズ向けAndroidスマートフォン「Polaroid Smart Phone Polasma(ポラスマ)」を国内で発売
どう見ても同じものが日本で売られるとか…。しかもこっちのほうが対応バンドが多い。
カメラはどうやらMK399のほうがいいものを使っているようだし、バッテリー容量も微妙に違うので全く同じものではなさそう。また、色もMK399のほうがバリエーションが多く、紫はこっちにはないようだ。
でも、海外用と考えれば、カメラ性能よりも対応バンドの多さのほうが重要だし、なによりほぼ同じものが容易に買えてしまうというのが超残念。
ポラロイドといえばカメラメーカーだが、ポラロイドも認めるカメラ性能なんだと好意的に解釈していく方向で。