今日の新聞によれば東芝・富士通・VAIOがPCを事業を統合するらしいですね。
東芝・富士通・VAIO…PC事業統合へ調整 : 読売新聞
富士通とVAIO(かつてのソニー)はUMPC分野で名品とされる製品をリリースしていたり、東芝もはるか昔リブレットという小型機を出していたそうだ。(Windows 95の時代だそうだ)
というわけで新会社にはVAIO PやLOOX Uのようなものを期待してしまうんだけれども、やっぱり無理だろうなぁという諦めもある。
タブレットPCとかスマートフォンがある現在、モバイルPCは小型化よりも高性能化を重視している感がある。処理能力もしょぼいし操作もしづらいしパソコンとしては何一ついいところがない、でも小さくて持ち運びやすいからイイ!というUMPCの価値があまり意味をなさないんだろうか。
じゃあどうせないんだったら自分で作ってしまったほうが早いのでは?と思っていたんだけど、ようやくその1つの到達点に達した。
これでとんでもなく携帯性に優れる上にPCとしての機能は何も犠牲にしない究極のモバイルPCが手に入る!
4:3の液晶と今ではなかなかない比率。 最近のワイド画面なノートPCを見慣れているので縦方向に伸ばした写真にみえる |
必要材料
・Teclast X89
別に機種はなんでもいいけど、iPad miniクローンと呼ばれる200x135x7くらいのタブレット。
・KKmoon 59キー 超薄型 ミニ Bluetoothキーボード
本プロジェクトの要となるアイテム。200x120というコンパクトサイズながらマルチタッチ対応トラックパッドまでついた意欲作。
・iPad mini用のヒンジ付きキーボードのヒンジ部分とねじ
最近秋葉原でも見なくなって入手性悪化。キーボード部分はいりません。
・ステンレス板(200x131 角10Rで加工してもらう)
さすがに自宅でステンレス板を加工できるという人はそうそういないと思われるが、東急ハンズで頼めばやってくれる。自分は2mm厚で注文したんだけど、これだと驚くほど重くなってしまった。もしこれから自分でも作ってみたい!という人がいるのなら、1mmか1.5mmで十分だと思う。(アルミは軽すぎるし剛性が無いので避けたほうがいい)
2mm厚の鉄板を使った場合、タブレット装着時重量が900gを超えてしまう上拳銃弾くらいなら防げそうなくらい過剰な剛性感がある。
・6mm角の棒
ボークスで6.4x6.4のプラ棒というのが売ってたのでそれを使用した。ネジ穴をあける関係上、アクリルのような割れやすい材質は避けたい。
別にプラスチックじゃなくて木材でもいいと思う。
・カッティングシート
見た目にこだわらないなら不要
必要工具
1.5mm
・ドライバー
どこの家庭にもあるやつ
・紙やすり
#320とか荒目のやつ
・リューター
なければヤスリで頑張れ
・接着剤
ウルトラSUとかスーパーXみたいな多用途接着剤
・ポリエステルパテ
見た目にこだわらないなら不要
材料はともかく工具の方はどこのご家庭にもある基本的なものばかり。
次回実際の製作工程を写真付きで説明する。