ちょうどこの記事を書いている今日、ロシア語2回目の入門をしてから29日目。
これまでの4週間はこんな感じで勉強してきた。
- 最初の1週間:Duolingoオンリー。英語設定でロシア語コース。
- 2週間目:Duolingoだけだと限界を感じ、「ゼロからスタート ロシア語」を読み始める
- 3週間目:キリル文字が上手く書けないので筆記体の習字をし始める
- 4週間目:活用が覚えられないのでノートまとめを始める
この4週間の中で、初めからやっときゃよかったなということがあったので、これからロシア語を学ぼうという人にアドバイス。
アルファベットを書く練習
まずテキストに手を出す前に、アルファベットを書く練習をすべき。キリル文字が苦労なく書けるようになっていると、ノートをまとめたり練習問題を解くスピードが上がるので、その後の学習効率がぜんぜん違います。
キリル文字は、「立体」(普通のブロック体)と「斜体」(イタリック)で形が変わる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cyrillic-italics-nonitalics.png
Tがなぜ m になるのかと言う感じなのだが、ロシア語の手書き文字は、この斜体よりさらに立体と離れた筆記体を使うそうだ。
英語はもはや筆記体を使う人は少数派だそうだが、ロシア語は手書きをするならほぼ筆記体を使うと言うことだ。
この筆記体がくせもので、適当に見よう見まねで書いてみると全然上手く書けない。
これは読みづらい以前に間違っている。 л, м, я の前には「フック」というのをつけないといけないのに、この頃はそれを知らなかった。
適当に書いているだけではぜんぜん上達しないことがわかったので、ネットで見つけたロシアの子供用のテキスト
をみながら、小学生以来のアルファベット勉強用のノートを使って練習した。
これを聞いて、「いいこと聞いた、自分もやってみよう」と思った人にアドバイス。 一箇所だけミスプリがあるので注意。
「リフト」は ”поднимать” なのだが、дより前が切れている。
“по” には特殊な略記法があるのかな?と調べたのだがそういうわけではないらしい。 今度会うロシア人の知り合いに聞いたのだから間違いない。
ちなみにロシア語の筆記体はロシア人も苦労するらしく、
同じ人に上記を送ってみたが、こんなの読めないということだった。
簡単な文法用語を英語で覚える
例えば名詞の格変化を、主格・対格・・・と日本語で覚えるだけでなく、Nominative, Accusative...と英語も覚えよう。 というのも、ロシア語の情報は英語で調べた方がいいから。
語形変化に特化したようなロシア語のオンライン辞書を見つけたのだが、格は英語の略称になっている。英語で文法用語を知っていないと、"N"がなんなのかわからないが、「主格」= "Nominative"を知っていれば、"N" が主格だとわかる。
またTipsだけれども、自分で単語帳を作るときは、主格 対格 生格 与格 造格 前置格の順で格変化を書くのがおすすめ。
日本の文法テキストは基本的にこの並びになっていないが、海外の学習者はこの並びで覚えるみたい。活用表がわかりやすくなるメリットがあるようだ。
おそらく言語学の世界では主格 生格 与格 対格の並びが普通なのだと思われる。 ドイツ語では対格を「第四格」と言ったりするそうだし、学術論文の中で貼られていたさっきと同じような表も対格は「4」になっている。
次回はDon'ts
今回は、学び始めにぜひやったほうがいいことを紹介したが、次回は、学び始めにはやらなくていいことを紹介したい。