!初めに言うと、定量的な数字をちゃんと調べて言っている説ではありません。でも、あながち間違ってはいないと思います。
はじめに
「貧乏暇なし」という言葉がある。大辞林によれば、「貧乏人は生活費をかせぐのに追われて、時間の余裕がない。」という意味になっている。つまり、
貧乏 → 暇がない
という関係である。
けれども、じつはこの関係というのは一方向ではなく、隙がないことが貧乏を強化するフィードバックループが働いているのだ。 たくさん働くと豊かになる、というのはミクロな視点で見ると正しいのだが、マクロな視点で見ると大きな間違いである。
勤勉に働き、倹約をすることが美徳ということになっているのは、日本社会の病理でしかない。(階級を再生産するために作り上げられたイデオロギーだ)
我々は何にお金を使うのか
日本のような先進国では、まぁ「生きるため」に使われるお金というのはそう大した割合を占めていないはずである。もちろん日本もいまや格差社会※、ギリギリのところで生きる人々もいる。けれども、「中間層」と呼ばれる社会階層が「ちょっと豊かに」生きるためや富裕層が贅沢を楽しむために使う額のほうが多いだろう。
※とはいうものの、そういうのって昔はなかったわけじゃないだろと思う。「サバルタン」にもインターネットによって語ることのできる機会が与えられたというのが見えるようになってきた原因なのではないだろうか。
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人は退屈を何よりも嫌うけれども、現代の社会では退屈をまぎらわすためにはお金が必要なのである。
国民全体の総余暇時間が減少すると、総需要も減少する
しかし、お金をかけずに労働者の退屈を解消してくれる素晴らしいものが存在する。それが仕事だ。お金がかからないどころか、もらえてしまう。長く働けば働くほど、お金を使わずに退屈を紛らわすことができるのだ。
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というのはもちろん皮肉なのだけれども、長時間労働する人は暇がない。平日は朝から晩まで働いて夜は寝るだけ。お金を使うのは食事くらい。
いくらAmazonやら楽天が頑張って外に出なくても買い物ができるようになったとしても、読む時間のない本や見る時間のない映画DVDは買わない。乗る(乗って旅行に行く)時間がなければ車だっていらない。平日の仕事で疲れ果てて休日外でないんだったら、ちょっといい服を買ってもしょうがない。
仕事で忙しくて暇がなければ、お金なんて使う機会がない。
「若者の〇〇離れ」という言葉がある。これに対して「若者に金がないから当たり前だ」という人が多いけれども、僕は金よりも暇のなさのほうが重大な問題だと思う。ほんとに暇だったら、食費を切り詰めてでも趣味にお金を使うようになっていると思う。
昔は夫が仕事に出ている間にママ友と高級ランチを食べる専業主婦みたいな構図があって、心情的に不平等だと感じるのはわかるけれどもまさしく暇な専業主婦が消費をになっていたわけである。でも夫婦共働きが当たり前とかいう時代になると、家庭から平日に消費行動を行える人が消える。
決して家父長的な価値観を押し付けるわけじゃないが、有給休暇取得率の向上や日数自体を増加がないまま単に夫婦共働きが一般化してしまったのはどう考えても間違っている。
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日本社会の病理
日本は輸出でたくさん儲けていると思っている物知らずがおおいけど、GDPの輸出依存度は10%台しかない。海外に輸出して儲けられる時代ははるか昔に過ぎ去ってしまっている。
国内で消費が減少すれば消費財の生産流通小売などB2C市場は減少する。そうなったらB2Cで商売をしている会社は設備投資を抑えるし、経済は負のサイクルに入ってしまう。そうすると給料が下がり、労使関係は使用者有利な環境へとなる。するとまた労働時間を増やし、自らの労働力をダンピングして資本家に媚びを売る「金と地位に惑いたる卑怯下劣の奴」が増えることになる。
でも、結局需要が増えないんだから社会はますます貧しくなっていくだけである。うれしいのは貧困ビジネスで儲けているユニクロとかゼンショーくらい。
さすがに馬鹿にしすぎと思われるかもしれないけど、日本人の大半って働けば無から価値が生産できると思ってるんじゃないだろうか。
小学校でプログラミングなんか教えてないで、社会の仕組みを教えるべきだとおもいます。