たくさん食べられる人が羨ましい時もある

有吉弘行さんが、ある夏の夏休みに一日中歩くだけ歩いて、食べたいものがあったら食べるという本人曰く「ブロイラーのような」生活をやったことがあるそうだ。

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なにを食べたのか聞かれた有吉は「もう思いのまま」と言及。「街歩いてて『アッ』って思ってたものは全て食べるっていう生活」を過ごしたと笑った。 (中略) 「店がそろそろ開くなって時間にスタート、10時くらい。ホロホロ歩いてると11時~11時半くらいでお店開いてくるじゃん。そしたらだいたいどこの店も1番に入って、食べてまたちょっと歩いて、昼のランチのお客さんが減る14時くらいにまた入って」と暑さに負けず散歩と食を楽しんだと語った。

この話を聞いてなんだかとても楽しそうだなと思った。 そこで僕も文化の日のお休みに、この文化とは正反対とも言える試みをやってみようと思い立った。

錦糸町からスタート

最初の食事は重要だ。せっかくなので、以前から食べたいと気になっていたお店を出発点にすることとした。

錦糸町の「西安麺荘 秦唐記」というお店。

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このお店は、「ビャンビャン麺」で有名なところである。

中国で最も難しい漢字を使うビャンビャン麺 日本にじわじわ浸透中?(中島恵) - 個人 - Yahoo!ニュース

ビャンビャン麺は2020年頃から俄に注目を集めている中国の麺料理だ。漢字のもの珍しさもあり、セブンイレブンの企画商品になったこともあるんだとか。。

秦唐記は、日本におけるビャンビャン麺を仕掛けたお店?らしく、「ビャンビャン」を前面に推している。 この秦唐記 錦糸町店から家まで大体約10km。距離的にもちょうどよく、ここを出発点に3,4時間かけて有吉さんと同じように欲のままに食べる一日をやってみることにした。

「ヨウポー麺」を食べて出発

有吉さんに習って、午前中に出発。 お店の開店時間ぴったりに錦糸町に到着した。

そして、「ヨウポー麺」を注文。ヨウポー麺とは、ビャンビャン麺の上に黒酢やスパイス、中華っぽい具材が乗っている料理である。(グルメブログではないのでこんな表現でゆるして) 各国料理にチャレンジする割にはパクチーやら八角やらにおいが強いものがダメな自分としては賭けだったのだが、これはぜひまた食べたい味だった。

ヨウポー麺を食べ終え、錦糸町から歩き始める。

両国を掠めたのち、最近では「東京のブルックリン」なんて呼ばれるカフェの多い蔵前、おかず横丁のある鳥越、アジアの香りを漂わせるアメ横。 こういった食の魅力があるまちを歩きながら大体3時間かけて家に帰った。

約3時間のウォーキングの中で食べたものは、、、

結局最初のビャンビャン麺だけ。

食べ歩きをすることも考えてビャンビャン麺も普通盛りにしていたのだが、それで普通にお腹いっぱいになってしまい、家にたどり着くまで全然食欲が湧かなかった。

まじでこの一日何をしたのか、、という思いに駆られた。

(夜になって、自転車でスパ・岩盤浴に行ったので挽回)

たくさん食べられる人が羨ましい時もある

たくさん食べられる人のほうが、食で遊ぶという選択肢がある。 回転寿司や中華の食べ放題でもいろいろなネタを食べられる。滞在日数の限られる旅行でもより多くの地のものが食べられる。

そして「食べる」ことそのものを一つの目的とできるので、人生の楽しみの幅が広がるんじゃないかと思う。

先日の横田基地のフレンドシップデーは、たくさんの屋台が出ていた。

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たくさん食べられれば、別に戦闘機に興味がなくともいろんなアメリカの食べ物を食べて回るというだけで楽しいイベントになるのだ。

お台場でやっている「肉フェス」みたいなイベントも、僕が行っても正直すぐ満腹になっちゃうのであんまり魅力的には見えないのだが、楽しめる胃を持っていれば楽しみ方の一つとして「肉フェス」が選択肢に入るわけだ。

熊落としでも練習してみようか。