読んでいた本
暇と退屈の倫理学
- 作者: 國分功一郎
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2015/03/07
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (44件) を見る
「定住革命」のところは一度読むべき。われわれは決まった家を持ってそこを拠点に食料などを「生産」して「安定」したくらしをするのに慣れきってしまっている。このため決まったところに落ち着かず移動しつづける狩猟採集の生活をしていた祖先に対して可哀想だ、本当は定住したかったろうに…と思ってしまいがちである。
しかし、そうではなく「本当は定住したくなかった」のになんらかの事情で定住せざるを得なかった、そして手間も時間も技術も運も必要とする農耕に依存するくらしをする羽目になってしまったのではないか?
これは思ってもみなかった、、。
近代生活のストレスも、本来移動し続け狩猟採集を本分とするヒトが定住し規則正しい生活を送ってしまったことによるもの、なのかもしれない。
ニュース
ツイッターの「お作法」がどんどん面倒になっていく理由
こういう自発的に生まれるルールって、もとから忠誠度の高いユーザーのローヤルティを上げる効果はあるのかもしれないが新規参入の障壁を高め「めんどくさい」と思って離反する可能性を高めるため運営にとってはマイナス効果であることが多いと思う。
こういった変なルールが生まれにくくするような仕組みを開発することができたら重宝されそうな気がします。
(10/25)