Work From Homeの感想

今週のお題「わたしの部屋」

幸い、自分がいま所属している会社はWork From Homeを推奨している。 とはいえ準備を整えていたわけではないので4月の初週はなんだかんだオフィスに出ていたのだが、先週はまるまる1週間自宅にこもっていた。

Work From Homeの環境

結構前にこのようなデスクつきエアロバイクを買ってからデスクも椅子も両親にあげてしまっていたので、とりあえず椅子だけはまた借り、デスクはベッドのサイドテーブルみたいなちんまいやつでなんとかやりくりをしている。

会社の椅子は昔のアーロンチェアらしいのだが、どうも自分には楽天で1万円しなかった安物のチェアのほうが体に合うようで、座っていてこちらのほうが調子が良い。 楽天市場の「激安家具・インテリア直販店 MY HOME」というところで買ったくらいの激安家具なのだが…やはり体は人それぞれなので高いものが必ずしもよいかといえばそうではないようだ。

(会社のアーロンチェアはだいぶ古い上、もともと廉価モデルというのを割り引いても。結構調整してみたんだけどどうも。。)

デスクとは名ばかりのサイドテーブルは残念ながらあまり具合が良くなく、直径50センチくらいしか無い丸テーブルというおよそ作業するには不向きな形状な上、一本足、しかも中心ではなくサイドから生えているタイプなので揺れるのなんの。テレビ会議中に上下にバウンドしているのは相手に申し訳ない。笑 こちらは正直はやいところどうにかしたほうがよいかもしれない。

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Work From Homeによって得られたもの

でもまぁ、基本的にはやはり自宅は快適だなぁと思った。 他人に気を使わなくても良いというのがよい。

服装はパジャマでもよいし、今まで誰にも高評価をもらったことはないけど僕は好きな香水を部屋にまいてもよい。 また、自宅近くのコンビニは職場近くのコンビニよりも品揃えが良いし、スーパーもある。

一番近いところではないのだが、最近三河島にできたこのスーパーの寿司がおいしい。

hiruma-marketplace.jp

結構引っ越しを繰り返している自分が、いままで住んだ中で一番住みやすいと思うのが今住んでいる日暮里近辺なのだが、思えば平日昼間の姿はほとんど知らなかった。 というわけで、昼を買い出しに近所を歩いていると、シャッターが閉まっているところしかみたことがない町工場だったり中小企業のオフィスがやっていて、よく知っているのに知らない街に来たという感覚がしてたのしい。

とはいえ続くと

とはいえ、これがずっと続くとなると辛い気もする。今は家で働くというのが新鮮なのでいいんだけれども、このまま基本的に家から出ない生活がずっと続くのを想像すると辛い。 引きこもりを何年も続けられる人を尊敬してしまう。

幸いうちには車があるので、休日特に買い物をするではないが単に外に出てぐるぐるしているだけでも多少は気晴らしになるのだが、平日5日だけでも厳しいものになってくるだろう。 これまでは終業後に散歩したりしていたが、今日のように天気が悪いとそれもできない。

よりよい働き方とは

最初に言ったのは誰なのか知らないが、「創造性は移動距離に比例する」という言葉がまことしやかに語られている。高城剛とかも言っているらしい。 創造性の部分がアイディアとか想像力とかいろいろバリエーションがあるようだが。

「暇と退屈の倫理学」で定住することは人間にとってとてもストレスフルな生き方だという考え方を知ったのだが、本当にそう思う。

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

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脳を1番刺激するのは考えることではなくて体を動かして世界から5感への刺激を受けることなんだな―と実感する。

でもここで考えると、オフィスという決まった場所に毎日通うというのは家に引きこもるよりはマシだけれども、他の選択肢と比べると全然ベターではない選択肢だと気づく。 人間が創造的になるには、なるべく環境を変えたほうがよい。

結構今回のコロナ騒動で外力でむりやりリモートワーク体制を整えさせられた企業は多いと思うのだが、コロナが収まったときにもとどおりオフィスに戻りましょうってなるだろうか。 まぁ、結局在宅ははかどらないので家と仕事場はわけられるならわけたいというのが主流派になると思うのだが、全くもとと同じく決まったオフィスに通うだけでなく、移動しながら働ける、みたいな制度に変わってくれると良いなぁと思う。