2年前にデータベーススペシャリストの勉強をはじめたという記事を書いたが、、
特に問題もなく受かった。
また、2019秋の試験でネットワークスペシャリストもとれた。
IPAの高度情報処理技術者はこれで2つもっていることになる。
小論文試験がないものは、完全に理解した。
午前I対策
受けないのが最大の対策。免除期間が切れないうちにがんばろう。
午前II対策
電車の中でこういう過去問サイトを利用。
ほんと馬鹿馬鹿しいなとおもうけど、午前IIの問題はほとんど使いまわしなので、内容をちゃんと理解していなくても過去問の問題と答えを覚えてしまえばよい。 もちろん午後対策にもなるので覚えたほうが良いこともあるが、ここでしか問われないようなくだらない規格名を覚えよ、みたいな問題がある。
午後I・II対策
まず、テキストは「情報処理教科書」シリーズがおすすめ。
テキスト本体はどれも代わり映えしないがこのシリーズは過去問の解説がダウンロード特典としてついてくるのがよい。
- 作者:三好 康之
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ネットワークスペシャリストのときは、前回どのシリーズの教科書をかったか忘れてちがうのを買ってしまったのだが、これはよくなかった。
- 作者:岡嶋 裕史
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/03/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
というのも、演習系は付録CD-ROMになっているのだがこれがWindows専用。 僕がLinuxとMacの環境しかもっていないというのもあるが、そもそもPC必須というのがだるすぎる。
きまったカリキュラムのない大学以降の教科書ならともかく、高校大学受験や資格試験ではテキストの中身はどれもかわらない。 問題演習をどれだけできるかがポイントとなる。
だいたい5年分、午後I・IIの過去問をすべてやればどんな問題がでても対応できるだろう。 午前IIと違って使い回しはないが、だいたい問われるのは同じようなことである。
問題演習をする上で重要なのが、解いて丸つけをするだけでなく、解説を読み込むこと。目安としては、5分後にもう一度解いたら全小問について過程まで自信をもって答えられるくらい読む。 解答解説を読み終わった後、ちゃんと問題を見直して頭の中で解答を言えるか(過程も含めて)そこまでいって終了である。
一方で、どんなに読んでもちんぷんかんぷんだ!という問題があったら、本番では似た問題を真っ先に切ればよい。午後IもIIも、全大問を答えることはできない。
そして細かいテクニックだが…
これは情報技術の試験なのに正気かよといいたくはなるが、午後試験は答案用紙に文字を書く試験である。 地味にこれが慣れていないとつまづくので、問題演習をするときはかならず紙と鉛筆を使ってやるべきである。iPad+apple pencilでもいいけど。 規定文字数で回答する、みたいな問題は、頭の中でだいたいこんなことを文字数にあわせてかけばいいんでしょと思い浮かべるのと、実際規定文字数で書くのとでは全然違う。
一度は解答用紙を印刷して、実試験っぽくといてみるのをおすすめする。
これは大学受験のときに学んだことだが、勉強(試験勉強)には2つ大事なことがある。
ノートにまとめる作業は時間の無駄
小手先のテクニックは重要
1についてだが、世間にはあなたよりもよっぽどその科目について勉強して、人に教えることをなりわいにしている人が複数いる。そして本屋に行けばその人たちが書いたまとまったテキストが売っている。 それなのにあらためて自分でまとめているのは、かなり費用対効果が悪い。 どうしても自分なりの言葉で補足したいことがあれば、テキストの余白に書くか付箋を貼ってそこに書くかすればよい。 将来参考書作家になりたいなら別だが、、
ノートまとめをする能力が将来役に立つかというとそんなこともなくて、既製テキストがある世界でいくら練習したところで、既製テキストがない世界でものをまとめ上げる能力にはあまり寄与しないと思う。 既製テキストがない世界では、そもそも何が重要なのかを自分で判断しなければいけない。 学校の授業のノートは、テキストに重要だと書いてあることを自分のノートでも強調して書いているだけなので見た目は似ているがまったくことなることをやっている。
そして2について。 これは具体例をいうと、東大の二次試験の英語は、とても中途半端な時間にリスニングが入る。120分の試験時間だが、開始後45分から30分間 このリスニングの前後で何をやるかで、かなり戦いやすさが違ってくる。
ちなみに僕は5→4→3→2→1におちついた。さすがに覚えていないが、大問内での順序も決めていた。 細かい順序は別にして、自分の周りでも4,5が前、1,2が後というのが大多数の意見だった思う。 長文読解のような終わりのある問題を事前に片付け、英作文とか要約とか時間をかければ良くなる系のものを最後まで粘ってやるというのが勝ちパターンなのだろう。
名門中高一貫校から東大合格者が多い理由って、こういった細かい知見がみんなで共有されるというのが大きいんじゃないかと思う。 僕の通っていた高校は2/3が東大を受けてそのうち半分が東大に行く(浪人も含めて)というものだったが、こういう小手先テクニックをお互い教え合ったりしていた。 こういう話は参考書とかにはのっていなかったように思う。
試験は、合格点をとるのに必要な労力をどれだけ小さくできるかが重要なポイント。 全科目満点だろうが、全科目合格点ぴったりだろうが、得られる資格は同じ。得られる利益も同じ。 なので、なるべく投資はすくなくしつつ、もっと有益なことに時間を使うのがよい時間の使い方だと思う。
はてなブログ特別お題キャンペーン #学び応援WEEK
by ギノ