街の神秘と憂鬱

ハイブリッド車がアイドリングしているときの音がある音に似ていることに気がついた。 ポスタル2というゲームで、街を歩き回っているときにたまに聞こえる「ふぉぉぉぉん…」という音。

http://www.4gamer.net/review/postal2/img/20.jpg

ポスタル2とはどんなゲームか。知りたい人は次の記事でもどうぞ。

dic.nicovideo.jp

ポスタル2には、ある特徴がある。それは街にBGMがないこと。クラブやショッピングモールにいけば音が流れていたりはするけれども、普通のゲームのようにただ音が流れているということがない。
たったこれだけのことなんだけれども、街に狂気じみた不気味な印象を与える。(ゲーム内容が狂気なんだけれども)

スカイリムとかコールオブデューティーとかは音楽によって雰囲気が作られその世界に入り込んでいるかのようなリアリティが得られる。街に入ると穏やかな音楽が流れ、怪物との戦いを終えた主人公の落ち着いた気持ちを表しているし、プリピャチにたった二人の潜入しているときは緊迫感のある音楽が流れいつ見つかるかわからない緊張が伝わってくる。
それに比べるとポスタル2は音楽によるキャラクターへの没入感がなく、どこか別世界の話という感じが強い。ゲームの中なんだから別世界なのは当たり前なんだけど。。

でもこれって不思議じゃないですか??

よく考えれば、普通の街でつねに音楽が流れているなんてありえない。むしろ音がないポスタル2のほうが「リアル」だ。それなのに音楽が流れている方がリアルに感じられ、流れていないほうがリアルじゃない。
ゲームにかぎらず、映画もそうか。

リアルっていったいなんなんだろうなぁ、と思いました。という短い話。