前回の記事で、「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」(以下BotW)をやっており、ジャイロエイムが気に入ったということを書いた。
このジャイロエイムの何がいいのか、理論的に考え始めたら、我ながら面白いアイディアを思いついたのでジャイロエイムについて書いてみる。。 書いているうちにめちゃくちゃ長くなってしまい、連載記事になってしまった。😇
基礎知識:エイム、ジャイロエイムについて
まずはじめに、エイム、ジャイロエイムとはなんぞやというところをおさらいしてみよう。
昨今のゲームの多くは、かつては「洋ゲー」でよくみられた三人称視点のスタイルが日本のゲームでも一般的になってきている。 画面の真ん中にいるキャラクターを移動させるだけでなく、そのキャラクターを移すカメラを回転させながら見る方向を動かす。
カメラの方向と、キャラクターが攻撃したりする方向が一致するようになっており、この視線移動の方をエイムという。
エイム操作はスティックで行うのは難しいというのが通説だ。 スティックエイムが難しい理由は、視線移動量という空間的な量をスティックを倒し続ける時間という非空間的な量に頭の中で変換する必要があることによると思われる。
ジャイロエイムというのは、このエイム操作をコントローラーを傾けることでも操作できるものである。 右スティック操作を補完するような操作が可能になっている。
ジャイロエイムという操作の歴史は長く、Wiiの頃から存在していたらしい。 気になる人は任天堂の「ジャイロエイム」開発の歴史についてまとめられている記事があったので、こちらを読んでみて。
スプラトゥーンは周りでやっている人は多いが僕はやったことがなく。 でもスプラトゥーンをきっかけにジャイロエイムが花開いたんだそうだ。
ジャイロエイムに感じた魅力
「ジャイロエイム」が話題になったのはBotWとスプラトゥーン2が発売された2017年。 そこから5年も経って周回遅れな話題なのだが、僕がジャイロエイムを知ったのが今年なのだからしょうがない。
「ジャイロエイム」で検索すると、ジャイロエイムの魅力として主に2つの意見が見られる。
一つは没入感が高いというもの。ジャイロエイム操作が人間の視線の動かし方にリンクしており、ゲーム内の世界をよりリアルに感じられるようになるという意見。
もう一つがスティック操作に比べてエイムが行いやすいという声。視線移動量とコントローラーの傾け量はともに空間的な量なので脳内変換しやすいということだろうか。
でも、そういう感覚的な話ではなく数字でジャイロエイムの魅力をいうことができないか?と考えてみた。
その結果、ゲームコントローラーの持つ「表現力」をスコア化するという方法を考え出した。
次回の記事から、いろいろなコントローラーのスコアを検討してみて、ジャイロ操作可能なコントローラーの表現力が高いことを示してみようと思う。
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