FIAT 500については、別のサイトを作りました。 今後車関係の記事はこちらに書いていく予定です。
くるまでこそだて - FIAT 500と一緒に子育てをしていく記録
自動車の4年目法定点検のタイミングでバッテリー交換をしてもらってきた。 ついでにいろいろなメンテナンスについても質問をしてきたこともあり、自動車のメンテナンスについて決定版となるまとめを作ってみることにした。
とはいえ、自分のための決定版なので走行距離(年5000kmくらい)や車種(FIAT 500 1.2)といった前提ありきなので、どんな車にも当てはまるというものではない。
また、ここに書いているのは買った時の状態で壊れていなくても必要なメンテナンスなので、どこかが壊れたら当然突発的な修理は発生することに注意。
前提となっている車
FIAT 500 anniversario
あまり一般的でない特徴として、トランスミッションがAMTとか言われる、クラッチが自動操作だけどマニュアルトランスミッションが使われているタイプなので、日本メーカーのAT車なんかだと少し参考にならないかもしれない。
日々の点検
タイヤの空気圧調整:無料
ガソリンスタンドでお願いすると無料でやってくれる。
ウォッシャー液の交換:無料
これも、市販されているがガソリンスタンドによっては無料で入れてくれる。
半年に1回
エンジンオイル交換:5000円
FIAT500(1.2Lエンジン)のエンジンオイルは、
SAE 5W-40 化学合成油、ACEA C3、 API SM
という指定がある。どこで区切るんだかわからないが、一個一個解説してみよう。
"SAE 5W-40" がオイルの粘度を表す記号で、Castrol社によると
5W-40の場合、外気気温が低いときでも5の粘度と同等レベルの柔らかさを持ち、正常エンジン温度に到達したとき40の粘度と同等の粘着性を持つことを意味します。
ということのようだ。数字は大きいほど粘度が高くエンジン保護性能は高いが省エネ性に劣る。 日本車だと、コンパクトカーは5W-20とか粘度が低いオイル、5W-40といった高粘度オイルはスポーツカーだったりにつかうそう。 そういえば、FIAT 500用のオイルを見ているとポルシェ911でも同じオイルを使うみたいな、、。
"化学合成油" はオイルの種類で、"化学合成油"が一番いいやつで"鉱物油"が一番安いやつ。間に"部分合成油"がある。
"ACEA C3"というのは、ヨーロッパの自動車メーカーだけが使っているACEAという規格のC3というもの。アルファベットのCが「排ガス後処理装置付き乗用車向け」を意味しており、「乗用車向け」のA/Bより高いオイルになる。3はCの中ではグレードが低めで、環境性能よりエンジン保護性能の高いオイルになるそうだ。
前にオートバックスで変えてもらった時の記録を見ると、ACEA B何ちゃらのオイルを使われていた。オートバックスで変えてもらうのはやめた方がいいかも、、?
"API SN" というのは、APIという規格の中で最も新しいグレードを満たしていることを表すんだそう。
総合すると、日本車と比べてしまうと「大衆車の割には高いオイルを要求する」ということになる。
ヨーロッパでは日本の「レギュラーガソリン」に相当するオクタン価の低いガソリンはほとんど売られていない。 なのでどんな安い車でも日本ではハイオクガソリン前提になる。
ヨーロッパの油は質が高いということなのだろうか。
年に1回
ワイパーブレード交換:5000円
なんかすぐダメになる気がする。他の車も本当にこんな頻繁に変えるの?ってくらい頻繁に変えている気がする。
オイルフィルター交換:3000円
エンジンオイルを濾過する部品の交換。フィルターのなかでも濾過する濾紙だけ変えれば済むこともあり、その場合は少し安い。
エアコンフィルター交換:7~8000円
これは走行に関連するものではないので、交換しなくても自動車としての動作には関係ないが、、カビ臭い空気を吸いたくなければ。
3〜4年に1回
バッテリー交換:本体2万円+工賃1万円
ディーラー純正がいいとは限らない。FIAT500オーナーのグループでは、BOSCHのBLE -60-L2というバッテリーがおすすめされている。
FIAT 500も後期になるとアイドリングストップが搭載されている。モデルによってオフにできなかったり、オフにしてもエンジンを切るとその設定が忘れられたりバリエーションがあるらしいがうちのはオフにしたらずっとオフにしたままにできる。
ここで、アイドリングストップを使わないからアイドリングストップ対応のバッテリーでなくても良いのでは?と思うかもしれないが、 アイドリングストップ対応車は、アイドリングストップ対応の「強い」バッテリーを積んでいる前提で他の電気装備に電気を供給するようになっていることもあるそうだ。
なので、アイドリングストップを使わないからといって、アイドリングストップ対応ではないバッテリーを使うのはリスクがある。
ミッションオイル交換:10000円
こちらは75W-90 という規格だそうだ。 先ほどのエンジンオイルに比べると、だいぶ粘度が高いオイルということになる。
FIAT500所有者のブログを見ると、デュアロジックオイル交換をしている人が多い。けれども僕が今お世話になっているディーラーのメカニック氏曰く、あんまりオススメはしないということだ。 デュアロジックオイルを替えるのは気休めでしかないとその人は言う。オイルを変えるのとはあんまり関係なく壊れる時は壊れてしまうので、その時は諦めてASSY交換しようというニュアンスを感じる。
ブレーキフルード交換:???
こちらもまた規格があり、「DOT4非鉱物性合成油」というのがご指定。
DOTというのはアメリカの省庁の略称で、そのDOT(運輸省?)が定めるFMVSS基準というので以下のような規格が定められているという。
ここから先は、まだ未知の領域
10年に1回
タイヤ交換:10万円
タイヤは走行距離で減るのはもちろん、ゴムの経年劣化があるので溝が残っていても割れてきたら替え時らしい。
ブレーキパッド:ローター交換:10万円
ディスクブレーキの方は定期的に交換するとか。
ヨーロッパ車は日本車よりもブレーキの制動力重視らしい。 なので、同じ感覚でブレーキを踏むとガックンブレーキになるんだそう、、?日本車にそんなに乗ったことがないので違いがわからないが。
次回の今月の学び
「トップガン マーヴェリック」を見た後、その話を人とすると「自分はIMAXで見た」「screenXというのがすごいらしい」「screenXと4DXが組み合わさっている映画館もある」みたいな話を聞く。 そこで、映画の映写方式について興味を持ったので調べてみようと思った。