2022年12月の「今月の学び」はサッカーワールドカップの音楽について。
なにぶんにわかなもので、、。
FIFAアンセム
最初にワールドカップに限らない話になるのだが、サッカーといえばという感じの曲、通称FIFAアンセム。1994年のワールドカップでお披露目されたものであるそうだ。FIFA主催の公式大会では必ず選手入場時に流されることがルールになっていた。
しかし、2020年からFIFAはこの曲を使用禁止にしてしまったらしい。
その代わりに使われることになったのが"Living football"という曲。
2018年のワールドカップではFIFAアンセムではなくこちらがワールドカップのアンセムとして使われ、2020年からはFIFAアンセムにかわるものとして用いられ始めたとのこと。しかし、2022年のカタール大会を見ていてもこんな曲流れていたか?と思った。
楽曲の変更に伴って曲を流すタイミングのルールも変わったのかもしれない。
ワールドカップ
大会ごとに設定されている曲は、
オフィシャルソング オフィシャルアンセム
というのが比較的多くの大会で
オフィシャルソング
オフィシャルソングは1962年から設定され始めたのだそう。 1962年からのオフィシャルソングは、こちらにまとめられている。
1998年フランス大会の"La Copa de la Vida (The Cup of Life)"(Ricky Martin)
2010年南アフリカ大会のWaka waka(Shakira)
あたりがうまくいった例であるという。
オフィシャルアンセム
Oxford learner's dictionaryで"anthem"をひくと、
a song that has a special importance for a country, an organization or a particular group of people, and is sung on special occasions
www.oxfordlearnersdictionaries.com
とある。特定の集団を称える音楽であって、オフィシャルソングのように単に盛り上げようぜ!的な音楽ではないようだ。
こちらは1998年のフランス大会から設定され始めたようで、オフィシャルソングと比べるとその時トレンドの歌手に盛り上げソングを歌ってもらうというよりかは、「アンセム」だけあって大会を称えるような音楽になっているような気がする。
特に2002大会はオフィシャルアンセムの扱いが別格によく、選手入場時などにもFIFAアンセムではなく大会公式アンセムが用いられているのだそう。
しかし、2014年ブラジル大会の"Dar um Jeito (We Will Find a Way)"などになると、だいぶポピュラーミュージックぽくなっている気がする。
オフィシャルソングとの違いがわからなくなってきたからなのか、この2014年ブラジル大会を境に設定されなくなってしまう、、、。
そのほか
大会ごとにオフィシャルローカルソングやオフィシャルマスコットソングといったものが設定されている回もある。 また、2022年カタール大会はスポンサーごとのアンセムが設定されていたりと、なかなかやりたい放題感がある。
1990年から2018までのまとめ↓